歌がすごくうまく、19歳の 男の子が いました。
「歌うまいな~ なんか やってた?」と聞くと
「学生の頃は ストリートミュージシャンしてた。」
「そやろな、むちゃうまい。また、歌はじめる気ない?」
と 私が言うと、彼は
「家族で、新築の家を買って、ダンボールからまだ、荷物も
出さない状態の時、地震で家が全壊した。
それで、また建て直しをしなければいけなくなり、
2重ローンを払ってる、それでも、父親が働いていたうちは
なんとなったけど、退職して、その後、再就職先が
見つからず。おまけに、妹は障害をもっていて、
今 自分が生活を支えてる。だから、歌はもうやめた。」
そう 言いました。
私は 「趣味ででもいいやん。」と 言うと
彼はきっぱり「趣味でできるほど、甘いもんやない。」
と 言いました。
心にぐさっときた。私なんかより、
19歳のこの青年のほうが、すごいと感じ。
何もいえなかった。
自分が悔しくてなさけなくて無力さを感じた。
家庭の事情や、その他いろんなことで
夢をあきらめる人が、この世に何人いるのだろう?
ほとんどの人が、そうなのだと思う。
たとえ細い細い糸でも、まだ夢につながっていられる
私がどれほど幸せか・・・
どんな環境にいようと・・・それが、恵まれない環境で
あればあるほど、夢をもちつづけることが難しく、
大切であるか。
そんな事を、思いながら・・・
今を、頑張っています。
