福井で基礎工事をしています。
(有)かわにしブロック工業です。
今回は、施工中の現場で、
実際のやり方を解説します。
内容は外型枠の墨出しです。
まず、どこを基準にして出すのか?
自分の場合は、
一番角で、直角方向が、
見渡せる場所
そうなると、
おのずと①の場所になります。
あらかじめ丁張りの基礎芯より、
75ミリ外に釘を打ち水糸を張ります。
赤色の直角方向です。
基礎幅が150ミリで75ミリ振り分けの
場合です。
75ミリ外にかけた水糸が、
すなわち、外の型枠を当てるラインと
なります。
直角方向に交わった点、
ここにトランシットを据えます。
この角に据わっています。
ここに据えることで、
直角方向の墨が
位置を変えずに打てます。
1人で、出来るやり方ですので、
光波の機能もあることが、条件です。
捨てコンクリートの上にスケールを
置きます。
そこの目盛りを読んで、
記しします。
距離が長いので真ん中辺にも、
スケールを置いて、目盛りを読んで、記し
これを二方して、
墨を打ちます。
墨を一人で打つ場合は、
コンクリートネイルを捨てコンクリートに
打ち込み、
これに、墨ツボの先端部を
巻き付けます。
引っ張るとハネますので、
先端部をハンマーなどで、
重しをします。
ここで、ちょっとしたコツ
コンクリートネイルの打つ場所は、
記しより、糸一本分ずらします。
これは、釘の太さで、
墨が糸1本は、ずれてしまうので、
あらかじめ、ずらしておいて、
墨は、真っ直ぐラインに
乗せるためです。
1ミリにこだわるか、
そうでないか、

ようは、精度の問題!
どこまで、こだわるか!
なのです。

墨出しの精度を上げることで、
通りの歪み、型枠の歪みを
最小限に抑えます。

墨を打ったら、次は、
距離を見ます。
ここで、光波の出番です。
墨の線上にプリズムをおいて、
距離を測ります。
縦方向は芯芯、9.100なので、
外型枠ラインですから、
これに150ミリを足して、
9.250になります。
この距離に記し。
次に横方向に、10.92なので、
150ミリ足して、11.07になります。
この距離に記し。
これで、直角方向のラインと、
距離が出ました。
次にトランシットを動かして、
②の位置に据えます。
縦方向のラインと距離を同じく、
出します。
ラインはトランシットの機能、
距離は光波の機能を使います。
ここの距離は、巻尺では、正確には、
出せません。
なぜなら、捨てコンクリートの高さと、
ベース砕石の高さが違うからです。
だから、光波なんですね!
これで、③から④へのラインも
墨が打てます。
光波で見てますから、
ほぼ狂いはないですが、
スケールで確認はしましょう。
ちなみに距離は5.155になります。
続いて、⑤の位置にトランシットを移動し、
据えます。
縦方向のラインと距離
⑥までの距離は7.430
⑦までの距離2.880
ここまで出せれば、
あとは⑧から⑥のライン、
⑦から⑨のライン、
⑨から⑩のラインまで
スケールだけでも出せます。
以上で墨出し完了です。
このような基礎は、
入り組んでいるので、
一度では、見れません。
3回移動して、
全ての外型枠ラインが繋がります。
光波で角度を振って、
一点から、全てを出す方法も、
ありますが、計算がややこしいし、
角度が少しちがう、
または、距離がミリ違うだけでも、
通りが合わなくなりますので、
そんなやり方はおススメ出来ません。
基礎は通りも、大事なので、
トランシットで、通りを確認して、
距離をチェックのやり方が
望ましいのです。
以上、長くなりましたが、
トランシットと光波の機能を使い、
1人で、墨出しするやり方でした。
自分は、このやり方で、
格段に墨出しの精度があがりましたし、
1人で、出来るのは、
一番の人件費、節約です。
測量を生業にしている人から、
みれば、なんだ、そんなこと
と思うかもしれませんが、
基礎屋で、これだけ出来れば
充分です。
これだけの精度で、
出せる基礎屋が
どれだけいるのか?
トランシットも使えない、
基礎屋も、未だに存在する
のも事実です。

墨出しに、こだわるというのは、
精度に直結しますから、
何が大事なのか、
ここまで読んだあなたなら、
もうおわかりですよねー
ズバリ、
精度でしょ‼︎
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