夕べ急に思い立って

葛城山に登ることにする

旧友が年賀状への返信に

メールを送ってくれた

(千葉県の)助川山に登ったらしく

少々エピソードが書かれていた

葛城山に登ろうかな・・との

決意が固まった

彼が背を押してくれたのは

間違いないだろう

 

三浦雄一郎氏はどこへ行くにも

自力で歩いて行かれる

(と言っても限度はあるでしょうが)

重さは忘れたが

足にウエイトを付けて

負荷をかけている

ちょっと真似して500gを装着

リュックサックにも二つ入れておく

足と背中に1kgづつ

にもかかわらず

バスに乗ろうとしている(笑)

それでは意味が無いじゃないか!

 

中央公民館前からコミュニティバスに乗る

期間限定で100円が無料になっている

10:18定刻に出発

10分ほど乗せてもらって

ありがとうございました

とお礼を言って

猿目橋で下車

クジラの滝から落ち流れてきている

安位川のきれいな水を眺めながら

県道を離れて

細いアスファルト道を登って行く

30分ほどで

登山口駅に到着

顔見知りに挨拶し

ゲートから入って行く

ゲートを入ってすぐに

道標「北尾根コース」に従って

右の急登にルートをとる

こんなにロープが

設置されていたか

思い出せない

しばらく足が遠のいていた

かもしれない

ここは登りももちろん

注意が必要だが

降りは命がけくらいの

気合が必要だ

個人的に降りルートには

使いたくないと思っている

ロープを設置いただいたので

思っている杞憂は

軽くなったように思う

上から二人が降りて

来られた

アイゼンをぶらぶら

させているので

「アイゼン要りますか」と

声をかけると

「要らないですよ」と

仰っていただき

少し安心する

雪のことなんか

まったく、頭に無かった

まあ それにしても

急登はきつい!

気温は低いが体の中は

沸騰しだしてきている

暑いっ!

目標位置「北尾根ア」で

中に着ている

ダウンベストを脱いで

ザックに仕舞う

 

その間に

2組に抜かれてしまう

競争してるわけでもないが

すぐの出発を躊躇してしまい

つい長居になる

もうそろそろ

追いつくかなと

歩いて行き

展望広場に到着

先行者はいない

急に展望が開けるので

ついシャッターを押してしまう

少し給水し歩き出す


エグレのきつい場所に

出くわした

雨の日にやって来たら

高校の修学旅行で行った

高千穂峡を思い出すに

違いない

ボートこそ浮かんでいないが

左右の壁が

それを思い出させる

 

黒部立山アルペンルートの

雪の大谷も

こんな感じかもしれない

ここはバスが通れる幅も

ありませんが・・

それは置いといて

右手のロープは

頭より高い所にあり

とても手が届く範囲には

ありません

よじ登り気味に越え

しばらく行くと右足が

トラップに

引っかかってしまった

思わず倒れかける

頭にきて

隠し持っていた鉈で

切り刻んでやったぜ!(笑)

根の持ち主には

悪いことを

したかもしれないが

後続の方に

安心安全を届けたつもり

NTTの電線に倒木が

寄りかかっている

クロージャー辺りに枝が

ひっかかっている

鉈を何百回も振り下ろせば

少しばかり枝を切ることは

できるかもしれない

うまくいけば良いが

反動で変なことに

なっては申し訳ないのもあって

見て見ぬ振りをする

支障があれば

すでに応急措置等

されているはずでしょうからと

期待をしながら

 

目標位置「北尾根キ」を

過ぎると

V字谷から

明るい尾根筋に

変わった

右手北側の杉林は

暗くて不気味

左の南側は

ほとんどの木々が

葉を落としているので

明るくて見晴らしも良い

気持ちが良くて

好きな道だ

枯葉の上に

白い物が見える

先日来の雪が

残っているようだ

アイゼンは要らないと

聞いております

お手柔らかに

 

ここまで

すれ違ったのは

3組4人であったが

今度は大勢の人が

やって来た

それも何かの作業の人達っぽい

登りきるのを

待ってくれていた

最後尾の人に聞いてみると

「倒木・・」

だけが耳に届いた

先ほどの倒木を

やっつけに行くのかもしれない

 

後ろを見送る

ダイヤモンドトレールに

合流した

ゲートを抜けて2.1km

ここまで

1時間半を越えている

冠雪の階段道を行く

滑らないように

慎重に

足を運ぶ

頂上に大分近づいてきた

地上からも見えている鉄塔

直下から見ると迫力がある

キャンプ場を右に見て

少し進む

久しぶりににやってきた

葛城山頂上!!

ゲートから2時間10分で

到着!

大勢の方が記念撮影など

されいるので

そこには近づかないようにして

ツツジ園に向かいます

下山は水越峠へ

ツツジ園でランチタイムにします

テーブルを一つ借りて

弁当を食べます

金剛山や

たぶん

大台ケ原

かもしれない雪山を望みながら

弁当のイナリと卵焼きを

V.Oのストレートで

いただきます

温ったまるぅ!

 

気温は低めですが

日差しが良く

一度脱いだベストを着て

その上にジャンパーを

羽織ると

寒さがしのげます

葛城山高原ロッジで

スタンプをもらって

記念撮影をします

セルフタイマー10秒で

遠くまで行き過ぎて失敗

やり直して

大成功!

でもないか・・

帰りは

奈良方面に公共交通機関の無い

水越峠に降ります

今、ツツジ園には

雪の花しかありません

 

この降りのルートが

整備されてきれいになり

歩きやすくなっています

そう言えば

道標も新しい板が

貼り付けられていました

感謝しながら降ります

御所市のどこが

見えているのか

分かりませんが

きれいな景色です

この辺の階段道は

良いリズムで歩けます

時々段差が広すぎて

体を横向きにして降りていきます

 

道が石段に

変わって

振り向くと

ステキな青空が

広がっていました

下は石畳

この辺は頑丈そうで

雨でも崩れない所でしょうか

左斜面に湧水が

流れ出してきました

ゴールはもうすぐです

降った所に

Y氏のお迎えが来ている

はずです

富田林街道の

御所方面行は

今でも通行止めに

なっています

金剛山へも

続いていますが

今日はこれくらいに

しといたーらー!

(笑)

こんな看板を見ると

何んだか

うれしくなってくるのは

私だけでしょうか?

水越トンネル・

関谷トンネルを抜けて

家路に就きます