九州北部の梅雨入りも近いということで、今日リビングのカーテンを洗いました。
これですべての部屋のカーテンを洗いました。障子も貼りかえました。網戸や窓も洗ったので、気持ちよく夏を迎えられそうです。
 
そうそう、りおの問題に「風問題」もありました。
風を痛く感じてしまう、これも感覚過敏なのですが、風が苦手なのは私も同じです。
風が不快、痛いと感じる。風が当たると疲れる。
自分もそうだけど、つくづく厄介です。
扇風機の風、エアコンの冷気、暑いのは苦手なくせに風は嫌・・・我ながらわがままな体にうんざりしそう。
その過敏さをグレードアップさせたのがりおの感覚といったところでしょうか?
 
↓こちら「かもめ扇風機」(通販生活のカタログの写真です)
レトロな雰囲気の扇風機で、風量がダイヤルで調節できます。
とっても弱い穏やかな風が出せる優れもので、一般の扇風機の風が苦手な方にお勧めです。
りおにとっては「すごくいい」というほどでもなかったようですが、私にはとっても楽ですっかりお気に入りです。
 
 
風を避ける工夫を去年からいろいろ考えていたのですが、室内なら解決できました。
体の近くについ立てを置くことで、風(気流)の流れの向きを変えるということです。
風が苦手ではない方には、なんのこっちゃ?って感じですよね、きっと。
けど、風が苦手な人間にとって大問題なのです。
空気が流れるとき、必ず空気の入り口と出口があるので、その動線上に自分が来ないこと。
これから暑くなって窓を開けるといろいろな方向に風が流れます。そんな時は意図的に自分のそばに風の流れをブロックするものを作り、風の動線をずらすのです。単純なことですが私たちはなかなかそのことに気がつかず、窓を閉めては暑く、開けては辛いの繰り返しでした。エアコンの風でも応用できます。
室温が下がり、かつ自分に風が当たらないことを意識するのが大事です。
 
りおは小さなころから風に疲れていたようでした。うちは本当に風通しがよくて真夏以外は涼しく過ごせるのですが、りおにとっては台風の中にいるような感じだったそうです。そして毎度のことだけど、なぜ自分が疲れるのか理由がわからない。風って辛いんだと気がついたのは去年の事なのです。
辛いと自覚する力が弱く、体のエネルギーが奪われているのにその原因に気がつかず、疲れているという自覚もなく無理を重ねました。
みんなが普通にやっているから自分もやらなくてはいけないとずっと思っていて、結局動けなくなってしまったりおみたいな子が、他にも存在するのかどうかわかりません。
もしもそういう子がいらっしゃるのなら、ぜひ体験談をお聞きしたいです。
こんな工夫があるよと共有できるといいなと思います。
 
こんなに体調を悪くしてしまうまで自分のことに無自覚だったりおですが、一度自分が風が辛いのだ、冷えが辛いのだ、音が辛いのだ、と自覚できてからは、自分を疲れさせるものをどうすれば取り除けるのかを考えて前向きです。
 
風の流れを変えるということは、聴覚過敏にも応用できました。
その話はまた今度。
 
体調と過敏さは比例するので、体調が上がれば過敏さも少なくなって楽に過ごせるでしょう。
過敏さを抑えるために薬の力にも頼っています。
 
本音では薬に頼りたくない。(と私は思っている)
けど、眠らなくてはいけないし、過敏さに疲れてしまっては元も子もない。
ドクターは薬を出します。きちんと飲むように言われます。
実際、私から見ても薬の効果は感じられます。
りおは、忘れずに、積極的に薬を飲みます。
きっと、薬の効果を一番感じているのはりおなんでしょうね。
気持ちの葛藤は続きますが、まだまだ薬に頼って今を乗り越えていくしかないと思っています。