再評価検査の結果、歯周ポケットが4㎜以上の場所は歯根表面のバイオフィルムや歯石が存在する確率が高いので根面デブライドメント(日本語では病巣清拭とか壊死組織除去)が必要になります。
これまでは歯科衛生士や歯科医師の指先の感覚だけで深い歯周ポケットの底部までクリーニングを行ってきましたが、これは例えるならば闇夜の庭掃除のようなものです。箒の先の感触だけで落ち葉の有無を探りながら掃除をするよりも、照明装置の下、目視で掃除をする方が遥かに合理的です。
そこで登場する“最新兵器”が歯周ポケット内視鏡(ペリオスコピー)です。直径僅か0.9㎜のファイバーを歯周ポケットに挿入し、術前に汚れの有無を観察して、術後には取り残しがないか目視で確認することが可能となりました。そのため、以前にも増して高精度のクリーニングが行えるようになり、これまででしたら歯周外科手術(歯肉を切開剥離して直視で行うクリーニング)をしなければならなかった6㎜以上の深い歯周ポケットを有する重度歯周病に対しても外科手術なしで対応可能なケースが増えております。
ボールペンとファイバーの太さ比較
ファイバーはさやに入り組織に触れません
それでは臨床ケースをご覧頂くことに致します。
【術前】
左が実際のモニター画像、右がその説明図です。画面右側1/2の灰色の部分はファイバーを支える鞘(さや)です。邪魔くさく思えますが構造上致し方ありません。
【術後】
九段ブルー歯科ではこのペリオスコピー及びペリオフロー、そして歯根を傷つけないピエゾ型超音波スケーラーを使用します。
ご覧の通り歯根と歯周ポケット内の完璧な清掃が行えます。ちなみに局所麻酔を施しますので術中の痛みはありません。![]()




