2022年4月3日(日)

 新年度初めというのに、そして「春」だというのに・・・・。
 四月一日から今日まで、世の中では嬉しい出来事、嬉しいニュースなどは耳にしたり目にすることが極端に少ないと感じたのだが。
 
 「ロシアによるウクライナ侵攻(侵略)」から一ヶ月以上経過、毎日毎日、爆弾、銃などの武器による攻撃があり、多くのウクライナの人々の命が奪われ、また多くの人々が被害にみまわれているいるわけである。
 多くの人々が逃げ回っているのが現実。

 そして、我が国内に目を向ければ


☆☆44都道府県で感染者増 直近1週間、再拡大に警戒(4/2(土) 19:11配信 共同)

 

 


 新型コロナウイルス感染再拡大が現実となっているようだ。
 このままで推移となると、四月の中旬に日本を飛び立ち、米国にて音楽鑑賞旅行等は、いろいろな面から困難となるようである。
 週明け早々には、結論を出さなければ・・・・。
 諦めなければならない線が日に日に強くなってくるようである。
 またしても・・・である。

 さらに、

☆☆茨城県北部で地震 東海村で震度4 津波の心配なし(4/2(土) 16:29配信 ウエザーニュース)

 

 


 毎日のように・・・・地震が発生。
 多いよなぁ、地震の発生回数が。

 さぁ、明日の月曜日、少し良きニュース、良き話題が街中に出てきて欲しいものだ。
 なんとか、良き方向性が見えるようにしたいのだが。



【久々に「オーヴェルニュの歌」(全曲版)を楽しむ】

 フランスのオーヴェルニュ地方の街、その美しさ、その風景の醸し出す色合、哀愁、その土地の独特の営みの中で生まれた民謡などなどを集めて、作曲家カントループが編纂した「オーヴェルニュの歌」。
 この楽曲を、それも全曲版を流してみたのは何年振りだろう。
 全曲版を流して、そしてこの作品の魅力に浸りながら、時折目を閉じて、仏のオーベルニュ地方の気配を想像して・・・・・。
 ユッタリとソファに身を委ねて・・・・。いいね、この時間。
 暫し、身も心もゆったりと。

 この楽曲、初めて接した時は、あまり・・・興味は抱かなかった。
 今から三十年ぐらい前のことだったなぁ。
 世の中では「名曲」として名高い評価があったけど。

 そしてこれまた自らが年を重ねて、そうだなぁ、今から十年位前に、ある方から「オーベルニュの歌」はソプラノのネタニア・ダヴラツ(Netania Davrath)の録音がお勧めとアドバイスがあり、早速その録音を買い求めた。
 その録音というのは、全曲版録音としては初のレコード録音だったようだ。
 私が買ったのは、CD化されたものであったけども。

 そのレコード録音音源と思われる音源がYouTubeから配信となった。
 その配信音源は、配信者によって「リマスタリング」されており、それがとても良い音質となって配信されている。

 この配信音源を今回は流していた。

①~ジョゼフ・カントルーブの《オーヴェルニュの歌》~

*Joseph Canteloube~ジョゼフ・カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」全曲

(ソプラノ)Netania Davrath~ネタニア・ダヴラツ
(指揮)Pierre de la Roche ~ピエール・ド・ラ・ローシュ&管弦楽団
(指揮)Gershon Kingsley~ガーション・キングスレイ&管弦楽団

 1963年3月27日、1966年3月16日、ウィーン、バウムガルトナー・ホール




 この音源動画、いい音質だな、ウン。
 

 このN・ダブラツの歌唱での「オーヴェルニュの歌」を聴いて、この楽曲のすばらしさに出逢った私でもある。
 録音が幾分古くなったとはいえ、この時代のレコーディング技術というのは、これまた素晴らしいなぁと改めて思う。
 いい時代だったなぁ。

 この歳になって、改めてこの楽曲の歌唱に浸り、もう心がうっとりと、いい気分だなぁ。素晴らしい気分にさせてくれる作品だなぁと。


 この録音のCDは、下記にて発売中である。

 

 

※タワレコ


★★注) 上記①の音源の中と、上記CDの中の収録の曲は違いがある。①の音源動画は全曲版+αが入っている。CDは全曲版。


≪仲間達との話≫

 この楽曲があまり好きではなかった昔の私。
 というか、興味なかった私だったが、その時代によく通っていた名曲喫茶にて、顔馴染みとなった常連客と、そこのマスター達の会話の中にて、「オーヴェルニュの歌」のような風景、情景は日本でいえば何処だろう?という話になった。
 その時、異口同音に「裏磐梯!!」と皆言った事思い出す。

 そうだな、今想っても、「裏磐梯」の景色、情景・・・・、この曲に近似するなぁと。
 と、想うと行きたくなる。またまた行きたくなる。裏磐梯高原へ。
 あぁ、行きたいね。
 もう少し、体の状態が良くなったら、裏磐梯行くぞ~~~~っ。それまで待っていてくれ~~~~~っ。



【「土湯温泉」近郊の自然も】

 上記にて、「裏磐梯」の自然が「オーヴェルニュの歌」に極めて近い風景をもと書いたが、福島県には「土湯温泉」・・・この付近の自然もまたいいなぁと思う。

 こんな歌があった。福島県民には有名な歌の一つなのだが・・・・。


②土湯讃歌

作詞:岩田唯男
作曲:菅野 栄

唄:倍賞千恵子



 この歌、土湯温泉郷、その旅館ではよく流れている曲。
 倍賞千恵子さんのほか、ダークダックス、そして、さとう宗幸さんも録音している。いわば競作といえる。
 いい歌だなぁ。

 さらに、この曲のイメージ、どこか「オーヴェルニュの歌」を想わせるようにも私は思う。

 この歌も久々に聴けたな。いいね。
 男沼、女沼、思いの滝・・・・いいところだなぁ。



【ロシアの演奏家二人による演奏会】
~マドリード発、2022.4.2 LIVE~

 ロシアの演奏家、有名なヴァイオリにストと著名なピアニストによる演奏会がこの二日、マドリードにて開かれた。
 普段ならば、何も驚くことはないのだが、この微妙な時期にて、ロシア人二人がマドリードで、ストラヴィンスキーの楽曲を中心にしたプログラムの演奏会というのが、ある意味特別な緊張感を持ってしまうのは私のような者だけか・・・・。

 下記の動画である。

③Ilya Gringolts y Peter Laul | Stravinsky en danza

*I・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」より(ストラヴィンスキーによるヴァイオリン&ピアノ版への編曲版)

*F・プーランク:ヴァイオリン・ソナタ、FP.119

*I・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「妖精の口づけ」 から、「ディヴェルティメント」(S. ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)

*I・ストラヴィンスキー:「タンゴ(Tango)」(S. ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)

*I・ストラヴィンスキー:「ロシアの歌」(S. ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)

*I・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」より『ロシアの踊り』(S. ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)


(ヴァイオリン)Ilya Gringolts~イリア・グリンゴルツ〈露〉
(ピアノ)Peter Laul~ペーター・ラウル〈露〉

 
 2022年4月2日  Fundación Juan March、マドリード




 この動画は《限定公開》となっており、配信期間が限定されていると思われる。ここ数日にて終了かと。
 興味ある方は、どうぞいち早い視聴されることをお薦めする。

 ロシアだね、このヴァイオリン弾き、ロシアだなぁ、このピアノ弾き。
 素晴らしい演奏。

 これも、再度視聴したくなる。本日一杯は配信終了にならないで欲しい。



【エピローグ】

 今日の天気予報を見ると、午後からは雨。確率的には高そうである。
 ならば、午前中のうちに用事は済ませなければなるまい。
 明日は一日中雨。これまた確率が高い。
 春の雨か・・・・。

 今日は午後になれば、巨人vs阪神のゲームがある。その試合の放送に夢中になっている頃から雨となるようである。
 雨・・・静かに細降る雨ならば詩的でもあり、これは歓迎もするが、大雨&強風ならばウンザリである。

 
④雨だれ

作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:上杉洋史

唄:岩崎宏美(カヴァー)

 オリジナルは太田裕美の唄にて、1974年11月1日にリリース




 上記の楽曲は「晩秋」から「初冬」の情景の歌であろう。
 でも、敢えて、この春にこの曲を聴きたくなり。
 宏美のカヴァーが素晴らしい情感で、さりげなく歌い上げている。

 日曜の午後、雨・・・春の雨・・・、さて、今日の雨は上記の「雨だれ」にマッチするだろうか。