『私が外国の毒虫についてお前達に話すことが出来たら、其処にはもつといろ/\重要なことがある。いろ/\な蛇に咬まれたのが恐ろしい死の原因になるやうな話がね。だが、アムブロアジヌお婆あさんが、食事だと云つて呼んでゐるやうだ。今私がお前達に話した事を急いで繰り返せば、それがどんな悪い虫でも離れた処から、吾々に害をしたり、毒を放たりする虫はゐない。すべての毒はおなじ方法で働く。その特別な武器で一寸した傷をつける。そしてその傷の中に毒液を導くのだ。その傷だけならばなんでもない。その中に注ぎ込まれた毒が、痛ますのだ。そして時としては生命までも奪るのだ。
