競技開始は6時。各自で時間を確認しながら1人又1人と投げ込んで行き熱戦の火蓋が切られました。
大会における第1投目。
その釣れ方次第で釣れる大会に成るか成らざるかがおおよそ判断出来るだけに参加者も傍観者も1分また1分と刻々と過ぎる時の流れに身を置いて膨らむ緊張感に静かに埋没していく様でした。が、やがて
ジリジリと焼けつく陽光を振り解く様に1人また1人と動き出しては、波口から見え出した仕掛けにその日の命運を知って行く事になって行くのでありますが↓
(1投目で笑顔の会長。やったね!)
結果、1投目でキスの顔を拝めたのは10人に1人程度という前日の下見の釣れっぷりからすると信じ難い厳しい現実が待って居たのでありました。
それでも腕自慢の競技者の連なり。瞬間苦い空気が流れた風にも見えましたが、皆直ぐにその苦渋を打ち消す様に次を信じて機敏に打ち返して行く姿は力強さに溢れてました。
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ここからは参加クラブ員の様子を見て行くこととしましょうか↓
(まあ見てな、次釣るからとドカタさん!)
少し東、カルバート左端から大岩に向かって歩いて行くとどうやら同じ様子で既に2投、3投して移動し出す参加者らも。
更に大岩を超えた左側、200メートル先が最東端
(1投目でキス確保。2投目もアタリ捉えたHガニさん)
ここまで歩くと参加者はまばら。1投1投、立ち位置を変えられる優位さを生かせるので歩いた価値が出そうです。
ここまで見てカルバートから東へ入ったクラブ員はどうやらこの3名。
それではカルバートから西へ向かってみましょう。
カルバートの直ぐ右に
(スタート直後は西エリア際の川の流れ込みに入ったけど戻って来たよの館野会員)
話から西側もやはり釣れてはいない様子が見て取れ、これでエリア全面何処も低調と分かりました。
スタート地点から西側の川の流れ込みまで歩くとそこがエリア最西端。
川の流れ込みから30メートル手前まで歩いてやっと発見
(参加クラブ員5人目、6人目となる麒麟さんこと森下会員とjet会員)
まだ顔見てないけど流れ込み際に居る彼はもう2尾釣ってるからね、だからこっちもこれから釣れる筈だと意気込む2人の目線は海の中をジッと睨んでいるかの様に見えました。
2人のうちのどっちが2尾持ってるの?
(当ててご覧と笑う笹田会員と大井川会員)
釣ってたのは今年からクラブ復帰の大井川会員でした。
ざっと東側から西側まで歩いてこの時点で7時半過ぎ、競技開始から既に1時間半。この間で実際に目撃出来たキスは数える程度と想定外と言えばあまりの想定外。
貧果戦、消耗戦の戦いの残りは2時間半。
この後迎える潮止まりを挟むチャンスのドラマは生まれるのか、生まれたのか!
気に掛かるところですが、果たして・・。
次回、Part3の結果発表へと続きます。