【戦争遺跡見学】

広島市南区にある、市内最大規模の被爆建物「旧広島陸軍被服支廠(ひふくししょう)」を見学しました。


【最大規模の被爆建物】
軍服や軍帽などの製造や保管のために、旧陸軍が建設した軍需工場で、米軍による原子爆弾投下でも倒壊を免れ、工場施設倉庫4棟が現存しています。平成6年に広島市が被爆建物として登録しています。
内部は見ることはできませんが、連続して500mに及ぶ歴史的景観には圧倒されます。爆心地から2670メートルの距離にありながら倒壊はしませんでしたが、爆風により変形した鉄扉を目の当たりにし、原爆の威力(大虐殺)を実感しました。
今後は広島県と広島市が共同で耐震化対策の後、多様な活用方法を検討するようです。しっかりと保存、公開してほしいと思います。


【国の重要文化財に指定】
2023年11月に国の文化審議会が重要文化財の指定を文部科学大臣に答申していました。 これを受けて2024年1月19日、正式に重要文化財に指定されました。
被服支廠は1914年に建設され、現存する鉄筋コンクリート煉瓦作りの建造物としては最も古いものとなります。原爆投下直後は臨時救護所となった被爆建物であることなどから「歴史的価値が高い」と評価されました。


























































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