【米空軍多摩サービス補助施設・別名:多摩リクリエーションセンター】(英語名: Tama Hills Recreation Center)を視察しました。


過日より関係者を通じて入場の許可申請し許可が出ました。


ゲートでパスポート等の身分証明書を見せ中に入るとまるでアメリカです。


アウトドアや乗馬、リクリエーションの各種施設があり、料金、売店、宿泊はドルで支払います。隣接してゴルフ場もあります。


しかし、広大な敷地を散策すると、戦後から手つかずの自然や、旧日本陸軍火工廠(こうしょう)(多摩火薬製造所の遺構)が多数残っています。


焼却炉、工場・作業場、弾薬庫、倉庫、宿舎、病院跡、焼却炉や煙突が当時のまま存在します。特にエレベーターと階段が一体になった施設があったことには驚きました。


土地所有者が、土地の返還を求めて訴訟を行い、東京地裁は1964年(昭和39年)6月に返還を命じる第一審判決を下したが、まだ一部しか返還されていません。


東京都は国に対し返還を求めるよう強く働きかけています。


行政は土地の返還後に戦争遺産としてキチンと保存していくべきだと思います。



【歴史・概要】


元々は大日本帝国陸軍の造兵廠火工廠板橋製造所多摩分工場として1938年(昭和13年)に開所された。軍隊直属の軍需工場のことで、武器・弾薬をはじめとする軍需品を開発・製造・修理・貯蔵・支給するための施設。周辺には「陸軍用地」と書いた石碑が立つ。


1945年(昭和20年)9月にGHQが駐留を開始。11月に接収されアメリカ空軍の多摩弾薬庫として使用されていた。


現在は米空軍横田基地のレクリエーション施設として使用されている。敷地内の至る所に、旧火薬製造所の遺構が点在している。地図には、米軍多摩ゴルフ場と表記されているが、ゴルフ場の他にキャンプ場やソフトボール場や乗馬施設なども存在する。
占有地は東京ドーム41個分の面積がある。





























































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