昼食を自宅で摂って、のんびりと14時少し前に家を出る。
高速も空いていたので走行時間はほぼ1時間、チェックインの10分前には今回のお宿に到着。
白河ICで高速を降りて国道289号を南会津方面に進み、
途中脇道を入り森の中を1kmほど走ると突然現れる大きな施設。
ここは基本的に日帰り入浴メインの施設なのだが、本館に数室あった客室に加え、
宿泊棟として新館を設け、充実したスパホテルとなった模様。
〒961-8071 福島県西白河郡西郷村大字真船川谷1
TEL.0248-25-1126
チェックイン/15:00 チェックアウト/10:00
部屋数/全22室
自宅を出た時はいい天気だったのに、白河から西郷村へと進むごとに雪の勢いが強まってきた。
館内に入り立派なフロントでチェックイン手続きを済ませ、部屋へと向かいます。
今回宿泊する新館はフロントから結構離れている。
ここから先が宿泊者専用フロアで、左に見える扉は本館客室のもの。
フロントがある本館2階を通り抜け、数段の階段を上がると新館の3階フロアに辿り着く。
そこからエレベーターで上がり、今回の部屋は4階402号室のスイートルーム。
ビジホのようにカードキーを差し込み部屋の電気を点ける仕組み。
扉を開けてすぐ左に収納スペースがあります。
ハンガーにバゲージラックが2つ、物入れの籠が3つ。
そしてここにタオルハンガーも用意されている。
収納スペースの反対側に衝立のような壁があり、その向こう側がこのベッドスペース。
ローボードの上にはテレビの他に電話機やエアコンのリモコン、ティッシュ等など。
ベッドの上にはMサイズとLサイズの作務衣、フェイスタオルにバスタオル、それに足袋ソックス。
作務衣があるのはありがたいね。今回は事前にわかっていたので荷物の軽減が出来ました。
そして館内は基本裸足なので、足袋ソックスも重宝しましたよ。
奥の壁際には加湿空気清浄機まで置いてある。
ベッドはセミダブルサイズでゆったり。
硬軟の枕が2つ用意されているのもありがたい。
ナイトテーブルの上に置いてあったこのライトはなかなかの優れもので、
調光や電球色と昼白色の切り替えなどが出来ます。
ナイトテーブルだと思っていた箱は上段が引き出しになっていて、
なんと下段は冷蔵庫になっていました。
冷蔵庫のスイッチはライトの後ろにあり、手前に見えるのはフットライトのスイッチ。
ベッドスペースの前にリビングスペースとなる和室があります。
広さは4畳半程度でしょうか、決して広くはないがゴロゴロ出来るし居心地もよろし。
スイートルームと言ってもこの部屋全体の広さは35.4㎡、少し狭めの和洋室と言った風情。
レースカーテンを開けると眼下に見える景色は阿武隈川のゆるやかな流れ。
その窓に向かって左側にもう一台のテレビとお茶セット。
その下のスペースに冷蔵庫とセーフティボックスが置かれています。
冷蔵庫の中にミネラルウォーターが2本入っていたので、勝手にいただいちゃいました。
コーヒーカップとグラスが用意されているのはありがたいね。
置かれていたコーヒーやお茶、部屋菓子はドライみかんと種無し梅。
ミネラルウォーターはTIGER製の湯沸かしポットで使用し、
女房殿はスティックタイプのほうじ茶なんぞをいただいていた様子。
この部屋の定員は4名までで、和室に押し入れがあり中に布団が用意されていた。
障子でベッドスペースとは仕切ることが出来るのだが、この障子の意匠が素晴らしい。
意匠と言えばこちらの扉の組子細工も。
これはトイレのドアに施されていたもの。
そしてそのトイレは自動で水が流れるタイプ。
蓋の開閉は手動だけどね。
トイレの前の扉を開けると洗面脱衣所。
小さめながら贅沢にもツインボウルタイプなんです。
フォームソープはPOLAシャワーブレイクシリーズのフェイス&ハンドソープ&シェービング。
消毒スプレーとティッシュが用意。
ドライヤーはパワーもあって問題なく利用出来ました。
浴室に入ると洗い場にはレインシャワーと、
上下可動式のシャワーの2タイプが。
カランがあればなお良しなんだけどね。
浴室のバスアメもシャワーブレイクシリーズのシャンプー、コンディショナーにボディソープ。
部屋風呂のお湯は掛け流しの温泉で、体感温度は41℃くらいかな。
湯舟はおひとり様が足を伸ばせるゆったりサイズ。
部屋と同様まだ新しいので檜の香る極上湯浴み。
源泉はにしごう温泉で泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。
pHは8.3で泉温は26℃。
湯温が低いので加温はされているものの掛け流しはうれしいね。
扉を開ければ露天風呂気分で身体はポカポカながら、
顔は外気で冷やされなんとも気持ちがいい。
浴室に面したベランダからは阿武隈川を見下ろせます。
向かって左の方向は上流で、国道289号に沿って西に向かっている。
阿武隈川はちょいと不思議な川で、下流はいきなり海に向かうのではなく、
逆流するように北上し、福島県を通り越して宮城県亘理町から太平洋へと流れ込む。
大浴場の利用は日帰りが21時、宿泊者は23時で終了してしまうが、
泊まれば滞在中全ての部屋で温泉の恩恵を受けることが出来るありがたさよ。






































