夕食の開始時間は18時半ごろ。準備ができると部屋に連絡があります。

食事処は3部屋分のテーブルが用意されていて、すべてが窓の方を向いている。

 

 

最初のテーブルセッティング。

ランチョンマットの上には先付けのみが載せられ、前菜のお膳は隅の方で待機中。

 

 

今宵の会席「夏の土用入り」お品書き。

 

 

食前酒は大田原市の渡邉酒造が醸す夏酒、旭興 夏のしぼりたて 無濾過生原酒。

季節限定で、しかも特約店でのみいただくことが出来るレアなお酒。

 

 

先付と前菜。

 

 

先付はぜんまい。

 

 

地元のトウモロコシのポタージュ

旨味濃厚でまんまトウモロコシを飲んでいるような感じなのだけど、

特筆すべきはその甘さ。砂糖を加えたんじゃない、って言うほど甘い!

 

 

蕨のお浸し

山菜は美味しいね。素朴な味わいがとてもいい。

飯坂の青葉さん、関川村の喜久屋さんも初夏に出かけると極上の山菜料理が味わえる。

もっとも喜久屋さんは一年中いただけるけどね。

 

 

稚鮎の南蛮漬け

然程酸味も強くなく食べやすい。

若い頃は食べなかった南蛮漬けも、今となっては大好物だ。

 

 

胡麻豆腐

淡い味わいなので、胡麻の香りや旨みが感じられていいね。

 

 

筍と山椒、茗荷寿司

筍と一緒にイカも和えてある。鼻に抜ける山椒味噌の香りが抜群。

茗荷は薬味だけでなく、天ぷらや酢漬けにしても美味いもんね。

ひと口で味わえる夏のごちそうだ。

 

 

ドリンクメニューその1。

ソフトドリンク、ビール、日本酒に焼酎。

 

 

ドリンクメニューその2。

果実酒・ハイボール、ウイスキー、ワイン。

 

 

食前酒が日本酒だったので、選んだお酒もそのまま日本酒で。

益子町の外池酒造店が醸す、望 純米吟醸 五百万石 無濾過瓶燗火入れ。

 

 

若女将さんがカラフルなお猪口を沢山持ってきてくださり、

その中から二つをチョイス。

 

 

御造り三種

栃木のブランド鱒、ヤシオマスと岩魚に本マグロの中トロ。

ハッキリ言ってみんな美味いのだが、中でも脂が乗った岩魚が素晴らしい。

 

 

夏野菜の冷やし鉢

 

 

上に載っていた葉っぱは「梶」の葉だそう。

 

 

その下に隠れていたのはオクラにトマト、冬瓜、そして翡翠茄子。

優しい味のジュレと合わせて夏らしい爽やかな一品。

 

 

岩魚の塩焼き

 

 

木の器に二人前がのせられ、それぞれ取り分けて。

これはもう頭からいっちゃいましょう。フワフワの身が美味いよ。

 

 

次のお酒は若女将さんにお任せ。

運ばれて来たのは栃木市の相良酒造が醸す、朝日榮 純米吟醸 Summer Edition。

また違うお猪口を沢山持って来てくださる。こうやって選ぶのもなかなか楽しいもんだね。

 

 

栃木和牛ヒレあぶり

前回はしゃぶしゃぶだったので今回はステーキだったらいいな、なんて思っていたらズバリ。

しかもシニアに優しい高級なヒレ肉、旨いに決まってまっす♪

 

 

ご飯はコシヒカリ。

 

 

汁物は赤みがかった冷麦が入ったお吸い物。

 

 

甘味

かき氷のようなレモンシャーベットと、苺はなつおとめ、そして大粒のブルーベリー。

合わせるドリンクはほうじ茶で。

 

 

夕食は我々シニアにとって程良いボリューム。

食後には部屋に追加の日本酒を運んでいただき二次会、いや三次会。

こちらもお任せだったかな、確か旭興だったと思うが酔っ払っていて銘柄は失念。

 

 

淡い味付けで素材の特徴を活かした料理の数々。

旦那さん、女将さんに若女将さんと、皆さんが最高の気配りで接してくださり、

心地いい夕食のひと時を過ごすことが出来ました♪