栃木県の県庁所在地、宇都宮。
地元では餃子やジャズ、カクテルなど様々な名物で盛り上げようとしているが、
圧倒的に全国区になっているのはやっぱり餃子なんでしょうね。
有名店であるみんみんや正嗣の本店がある裏道は餃子通りと呼ばれ、
平日でも賑わっているそうです。
「そうです」と言うのは、実は私一度も歩いたことがないので、
そんな他人事になってしまうのでした。
宇都宮駅西口を出て少し歩くと田川が流れ、駅前大通りには写真の宮の橋が架かっている。
その田川に沿った街道に枝垂れ桜が植えられ、そこで桜祭りが行われると言うことで、
いつもの友人夫妻と出かけてみました。
川沿いにテントが設営され、ちょっとしたライブ演奏があったり。
ライブテントの前に置かれた椅子から見上げると、なかなか立派な枝垂れ桜。
この日の夜にはライトアップも行われたそうだ。
飲食の店舗も僅かではあるが出店されていた。
宇都宮餃子では少し名の知られた寿限無餃子さん。
でも我々のお目当てはそのお隣の栃木マイクロブルワリーさん。
小さい醸造所ながら、いろいろなフレーバーのクラフトビールを作っている。
今回は酒粕のビールと柚子のビール。
まずは酒粕で一杯、Cheers!!!!
でもご覧の通りの残念な天気で気温も上がらず寒くて寒くて。
ちょいとフライング気味だけど、予約を入れたお店へと退散します。
駅のすぐ近く、ビルの地下にあるお店。
こちらのお店は昨年も定例食事会の候補に挙がったのだが、人気故予約が取れなかった。
なので今回はリベンジも兼ねてお邪魔をさせていただきます。
〒321-0964 栃木県宇都宮市駅前通り3-1-16 KK第2ビルB1
TEL.028-632-5390
営業時間/17:30~23:00
定休日/日曜日、第1・第2・3月曜日
席数/30席
駐車場/なし(近隣にコインパーキングあり)
壁に貼られた黒板には本日のおすすめメニュー。
海なし県にあって海鮮料理がこれだけ並ぶメニューは噂に違わぬ充実度。
しかもグランドメニューにも圧巻の品揃えが用意されている。
さっきまでクラフトビールをいただいてはいたけれど、
やっぱりスタートはこれだよね♪
お通しとして運ばれて来たのは山芋豆腐。
柚子が香りシャリっとした食感もよく、始まりから期待が増してくる。
これがレギュラーサイズの刺身盛り合わせだって!
友人夫婦は以前、二人でこいつをオーダーしたと言うが、
他のメニューが頼めなくなってしまったのだとか、それも納得。
舞茸の天ぷら。
独特の香りがやっぱり美味しいね。
しかしイチイチボリュームがすごいったら。
米茄子の田楽。
程よい甘さの田楽味噌が焼かれて少し焦げている、そこがミソ。
トロットロの米茄子との相性はもちろんバッチリ。
友人の奥方が「○○君の大好物があるよ」と教えてくれた豚の角煮。
美味さが伝わってくるツヤとテリ、いや〜美味かったなぁ。
たっぷりと盛られた定番メニューのだし巻き玉子は、間違いのない美味しさ。
友人と自分が一つずつシェアした播磨灘の一年もの生かき。
贅沢に一口でスルッと。
小振りではあるけれどクリーミーさは十分味わえる。
生ビールを2杯いただいた後は、日本酒に移りました。
山口県萩市にある澄川酒造場が醸す東洋美人純米吟醸と、
地元栃木県大田原市にある菊の里酒造が醸す、大那純米吟醸。
圧巻の刺身盛り合わせに感動させられた今宵の宴。
花見からの飲み会ということで当初の予定にはなかった食事会になったけれど、
こんな想定外ならいつでもOKだな。