辺りも暗くなり始め、徐々に夕食の時間が近づいてくる。

 

 

時間は選択制。

17時半から30分刻みで19時までの間を選べます。

食事処は数箇所あるようで、

この日はランチもいただけるレストラン「海音」へ。

 

 

途中竈があってご飯への期待が膨らむ♪

 

 

我々が選んだ時間は18時半から。

通されたのは真っ暗で外の様子は何も見えないけれど、

松島湾を臨む窓際の席。

 

 

こちらは献立表の包み紙。

 

 

開くと御献立と書かれたメニュー表が現れます。

 

 

前菜 早春の香

 

 

始まりの一杯は予約サイトの特典で、スパークリングワインを。

 

 

立入酒 わしが国

食前酒のことだろうか、立入酒で調べてもなかなか説明が見つからない。

わしが国は、宮城県加美郡加美町の地酒で、あっさりとした辛口のお酒だ。

 

 

吹き寄せのような籠盛りの料理。

手前は蕗の薹の天ぷら、後ろに花蓮根と鶏肉の松毬焼き。

左には唐墨大根と錦たまご。

少しボケちゃっているけど小鯛の小袖寿司に隣は北寄真薯と言う7品。

 

 

左は菊花とミズのお浸し、右は胡桃豆腐。

 

 

左は安康とも和えで右はあみ茸霙和え。

贅沢にも総勢11品と言う豪華ラインナップ。

もちろんすべてがしっかりと手がかけられている。

これは最初から嬉しい酒肴の数々です。

 

 

蓋を開けると目に飛びこんできた金色の鶴。

いただく前から美味しい(笑)

 

 

吸椀 相並(あいなめ)葛打ち

出汁が美味しいのは当たり前。

葛を纏うフワフワとした食感のあいなめが抜群だ。

 

 

造り 塩釜港の鮮魚6点盛り

 

 

二段盛りになっていて、後ろの貝殻に入っているのは貝のお刺身。

赤貝、北寄貝に帆立。プリプリとコリコリ。

手前は鮪、白身(この日は平目)に白牡丹海老。

塩釜港と言うことで、鮪はおそらくメバチの中トロだと思います。

 

 

途中オーダーしたお酒は宮城の地酒飲み比べ。

栗原市の千田酒造が醸す栗駒山 純米吟醸、

大崎市の新澤醸造店が醸す伯楽星 純米吟醸、

そして栗原市の金の井酒造が醸す綿屋 特別純米酒の3種。

左から右に進むに従って華やかな甘口になっていく感じ。

 

 

料理長よりの一品 鮪の竜田揚げ

 

 

予約サイト特典其の二、メニューにはない一品です。

少し強めの味わいが家庭的でもあり郷愁を誘う。

これは美味しいし、お酒もすすんでしまう。

 

 

焼物 仙台牛炙り グリル野菜添え

 

 

仙台牛はサーロインを使用。

小さな二切ながら、旨みが濃厚で十分満足。

後ろに見える小皿は玉ねぎのソースで、

香りもよく上品な味わい。

蓮根やズッキーニなどのグリル野菜は松島の地場産で、

アボカド、バルサミコ、ビーツのソースで美味しくいただいた。

 

 

牛だけではありません。こちらの鰤は幽庵焼きだったかな。

添えられていたのは、はじかみと一番手前は栗ですね。

このプレートだけでもお腹がいっぱいになっちゃう。

 

 

しのぎ 栗の冷製摺り流し

 

 

仄かに栗の香薫る優しいテイストが嬉しい一品。

爽やかな味わいがサーロインの口をリフレッシュして、

気分も新たに次の料理に向かえそうだ。

 

 

長くなりましたので、次回に続きます。