到着したのは13時を少し過ぎた頃。
この時間帯は日帰り客もいて、岩風呂は混んでいることが多いようなので、
まずは新館にある貸し切り風呂を利用させてもらった。
入口を入り階段を降りたところに暖簾がある。
そこを潜ったところに浴室への引き戸。
入口の「空き」をひっくり返して。
「入浴中」にし、中から鍵を掛けて浴室へ。
ホワイトボードには、先客とバッティングした時に部屋番号を書いておく。
お風呂から出た時にここに記入されていたら、
宿の方に書いてあった部屋番号を告げて連絡してもらう、というシステム。
この説明は前回ブログからの流用で。
脱衣スペースは極狭。逆光なので暗くなっちゃった。
貸し切り風呂にはカランとシャワーが備わっている。
バスアメはボディソープにリンスインシャンプー、
それと洗顔ソープも用意されている。
二人でも十分な広さかな。まして一人だったら持て余すほど。
お湯は相変わらずのトロトロ具合で、堪らん。
壁にあるこのツマミは追い炊き用のスイッチ。
元々の湯温が低いため、寒い季節にはありがたい装置だ。
タイルに描かれた画も癒しのタッチでなかなかよろし。
部屋で昼飯を食べるために、ここはザブンと浴びる程度で。
白河市周辺に来たときには、
どこかのラーメン屋さんに立ち寄るのが常なのだが、
この日は蒸し暑かったし、こちらのお宿のチェックインは13時だし。
と言うことで地元のスーパー、リオン・ドール矢祭店でお酒とつまみを購入し、
勝風館以来となる一人宴会。
つまみはまたしても中華惣菜。麻婆春雨は税込216円(笑)。
豚肉とニンニクの芽の炒めは税込248円。
豚肉とキクラゲの玉子炒めは税込228円で、
どれもこれもビールのお供にサイコー美味かった。
お腹が落ち着いたところで付近を少し散策。
腹ごなしをしたら、楽しみにしていた岩風呂に向かう。
源泉を表す立て札だろうか。
湯岐温泉源泉地28番地と書かれている。
この写真は散策途中に撮ったもの。
時間が2時台だったので女性専用の時間帯。
「女湯」の暖簾がかけられわかりやすい。
もちろん私が入ったのは混浴の時間帯です。
壁に掲げられた温泉分析表。
源泉名は湯岐温泉山形屋旅館で、湯温38.7度のアルカリ性単純温泉。
奥行きのある脱衣所だが、
奥に見えるアコーディオンカーテンの向こうは女性専用更衣室。
確か女性は湯浴み着の使用がOKだったと思います。
貸切風呂と違いカランはなくシャワー直結。
「こちらのシャワーも温泉です」
なので体を洗った後、石鹸を流そうとしてもトロみがすごくて、
流せているのかわからなくなる。
洗い場の隣にある小ぶりな湯船は、
基本的には上がり湯として利用する。
5分程度の短時間であれば入浴も可能とのことだが、
かけ湯用と言うことであるのなら、利用はしません。
そしてこちらが本来の湯船。
底が青いので一層キレイなお湯に見える。
湯船が深いので段差があっても、
女性やお子さまだと潜ってしまう方もいらっしゃるかも。
漬物石が置いてあるのは、そういう方のための「底上げ」用かな。
奥はさらに深くなっていて、
この花崗岩の割れ目から温泉が湧出しているそうだ。
一度も空気に触れることなく直接湯船に溜まる、
超新鮮なお湯が湛えられた魅惑の湯船です。
そのお湯が贅沢にもかけ流されて行く。
夕食後にも一度浸かりに来た。
夜はまた違った美しさを見せる湯岐の岩風呂。
38度の人肌温湯に身を任せていると、
窓から入る僅かな風が頬をくすぐる。
う〜ん、身も心も満足じゃ♪