カズシットが着用しているコートなんだけど、仕事帰りに、後輩が、それを見て、カッコイイですね❗️と。それというのは、これ↓なんだけどね。





CRASSのパッチなんだけどね。カッコイイと言われると嬉しいよね。相手が、パンクなんか知らないヤツでもさ。慣れない裁縫を頑張って良かったと思いました(笑)


さて、一般的に、クラスと聞くと、こちらの方が有名ですよね。



僕は好きではないけど🤣 というのは、『夏の日の1993』がヒットしていた頃、カズシットは、悪あがきの時代で、世間の流行とかは、全て敵視していたんです。中学のクソ奴隷時代もそうだけど、カズシットの十代は、マジで終わってますよね。パンクに走ったのも、ご理解頂けるでしょう。


ま、Rが、Lになるだけで、全く別物のアーティストになってしまうワケですが、今日は、CLASSではなく、CRASSです。このバンドは、ザ・クラッシュに影響されて誕生しましたが、パンクムーブメントからは遅れて登場したバンドでした。さらに、ガチで、思想に忠実なバンドで、本気のアナーキストでした。本気過ぎるがゆえに、これまでのパンクは死んだ!として、名曲であるパンク・イズ・デッドがあるんだろうね。ま、この曲のアンサーソングがエクスプロイテッドのパンクス・ノット・デッドなんだけどね。パンク・イズ・デッドって歌ってるから、パンクぢゃねーよ!ぢゃなくて、その姿勢こそが、また、パンクなんだよね。僕は、パンクの表現の一つとして理解しています。


パンク・ムーブメントは、セックス・ピストルズが解散し、シド・ヴィシャスが死んだ辺りから、終息に向かい、パンクは、ニューウェーブという音楽に進化していきます。ま、僕は、ニューウェーブも好きなんですけど、反体制というのは少しずつ失われていくワケです。そんなパンクの時代のラストに現れたのが、パンクスとヒッピーが生み出したCRASS。彼らは、コミューンで、共同生活を始め、まさに、アナーキズムに基づいたライフスタイルを本気でやっていました。ニューウェーブになった元パンク達とは、真逆の位置にいたんですね。その後、台頭して来たハードコアに、CRASSは、メチャクチャ影響を与えている。パンクが初期に持っていた反骨精神とか、反戦反核、政治的思想なんかを、ハードコアが受け継ぐのに、必要なバンドだったと、僕は思っています。



CRASSがもし、なかったら、ハードコアも、また、スタイルが変わっていたかも知れないもんね。だけど、僕は、CRASSの思想のせいで、ちょっと嫌な思いをしています。かつて、カズシットは、CRASSにこだわった鋲ジャンを着てました。



だけど、意地悪なパンクの先輩から言われたのよ。CRASSは動物愛護のバンドやから、CRASSって書いた革ジャン着ているのはおかしい!とね。イカツイハードコアの先輩にも、CRASSのパッチつけた革ジャン着た人、よく見るし、そんなのは人の勝手ぢゃん!と今は思うけど、この時は、今後も、そう思われるのが嫌になったんよね。だから、CRASSオンリーの鋲ジャンをやめちゃったんです。



鋲で書いたCRASSをCHAOSに変えてしまうのは、なかなかの技(笑)でしたけど、結果として、自分らしい鋲ジャンにはなりましたが、カズシット、あーゆー事を言う、性格の悪い人間にはならないと誓いました。自分は、若い子には、そんな事は、絶対に言いませんよ。粗探しをしている時点で、ダセー人間だと思うしね、ただ、CRASSの思想を完璧に理解しないで、CRASS縛りの鋲ジャンを着ていたのは、正直恥ずかしいと思ったので、強引に改変したんですね🤣


思想ってのは、必ず矛盾にぶち当たる。僕が今読んでいる本にも、そのパターンが見られる。



パンク界でも矛盾が多いよね。反戦と叫びながら、人殴ったりさ。めっちゃ、好戦ぢゃん❤️って思うし。だから、僕は、思想は追わないの。無理だから。戦争反対ってのは、僕は思想だとは思ってない。人が人として生きる上で、当たり前の事だと認識しています。食事したり、寝たりするのと、同じアクション。わざわざ、思想に位置づけてはいない。


CRASSは、バリバリの思想パンクだから、僕とは違う。だけど、そのスタイルは、やはり、僕に色々と影響を与えている。それは間違いないです。



CRASSにはなれないし、ならないけど、CRASSは好きです。CLASSぢゃねーぞ(笑)