三連休の初日の、１月６日に、カズシットは、加茂郷に行っておりました。
ここに来た目的は、女良古墳です。駅から歩いて、３０分くらい。しかも、加茂郷は、なかなか、元気のない町でした。カズシットみたいなのが歩けば、まさに、不審者を見るような目でございました🤣
本当に、静かな町でしたよ。
有名なカフェがあるんだけど、そこだけは賑わっておりました。先を急ぐカズシットは、とりあえず、カフェはスルーして、昭和な雰囲気が漂う店の自販機で、コーヒータイム。
さらに歩く。
すれ違う人さえいない。けどね、カズシットは、こーゆー、自分が歩いた事ない道を歩くのが大好きなんです。
自分大好きカズシットは、旅番組の芸能人みたいな気分でございました。見た目は不審者ですけどね。
何というか、すごく落ち着くよね。完全にアウェーでしたけど、町としては、加茂郷は嫌いぢゃないです。ヨソ者を警戒するのは田舎あるあるやからね。そんな事を気にしていては、何処にも行けないですよ。
そして、女良古墳に近づいて来る。
この辺り、さらに、人がいなくなる。つーか、この周辺では、人間という生き物を見てないなあ。
人の敷地内に入らないように気をつけながら、坂道を上っていくと、古墳が見えて来ました❤️
まあまあ、斜面ではありましたけど、キノコ観察会で山ばかり入っている僕には、まだ歩きやすい道だよね。
はい、女良古墳です。
この古墳ね、石室が、いい状態で残っているんですよ。もちろん、中にも入れますよ。
この石室の形状が、九州にある古墳と似ている事から、被葬者は、九州と交流していた人物であると想定されている。
カズシットが入っている、この石室からは、人骨も発見されているが、この被葬者の名前までは解っていない。まだ、歴史というのが、紙に記録される以前の時代だから、そこは仕方ないな。
やっぱ、石室の中はひんやりとしているよなあ。夏に来たら、避暑地になるとは思いますけど、墓なので、何があっても責任は持ちませんよ🤣 この女良古墳で、気をつけるべきものは、これ↓ですね。
この地域には、鹿やイノシシが普通に出没するため、動物を撃退する電気が流れていたりします。触れただけで、感電死はしないと思うけど、痛いとは思います。
しかし、感動したね。
古代の人の息遣いを感じる事が出来る。神話と伝説と歴史が入り混じっている、そんな時代に作られたものだから、謎が多いだけに、ワクワクするんです。
女良古墳、来て良かったです。イヤリングなんかが出土しているんですけど、新たに何か見つからないカナ？と思い、探してみましたが、何もなかったです🤣 古墳発見時、既に盗掘されていたみたいです。これ、やっぱ、人骨とかも、回収されているんだろうし、眠っていた人からすると、たまんないだろうな。取り憑かれたら怖いので、さっさと帰る事にしました🤣
帰り道に、こんなのを発見する。
この辺りに、江戸時代の豪商、紀伊國屋文左衛門が船出した地があるとの事。早速、行ってみる。紀伊國屋文左衛門は和歌山では安くて、江戸では高いミカンに目をつけ、大量のみかんを船に乗せて、嵐の海を越えて、江戸に辿り着き、大成功した人物だと伝わる。そんな紀伊國屋文左衛門が、船出したのが、この場所だったそうです。
紀伊國屋文左衛門は、この時、まだ、二十代だったそうです。家にあったボロボロの船を修理して、荒くれ者の船乗り達を説得し、嵐の海に乗り出したんだよね。人生、行動する時はためらいを捨てないといけない事もある。その決断が未来を決める事もある。
紀伊國屋文左衛門は、確かに、その時は、成功者となりました。しかし、いい風というのは、ずっと吹かない。幕府御用達の材木商人になるも、深川木場を火災で失ってしまい、材木屋は廃業。さらに、紀伊國屋文左衛門は、幕府から十文銭の鋳造を請け負ったが、その十文銭は、とても質が悪く、時の将軍、徳川綱吉が死ぬと、十文銭は一年で通用停止となってしまい、どん底に落ちたそうです😂 最後は乞食同然になったとか、もう一花咲かせたとか、色々と云われています。が、ここから船出した紀伊國屋文左衛門は、一番ギラギラした時代だったのかも知れないね。
人生って面白いなあ。
成功していても失敗はするし、決断次第で、歴史に名を残す偉業を達成出来るかも知れないし、本当に分からないもんだ。現代の自分においてもそう。まだ、この先、どんな展開が待っているか、分からないんだよね。実際、カズシットも、何度も、船出しているよ。成功はしてないけど🤣
女良古墳を見に来て、紀伊國屋文左衛門に触れた、そんな加茂郷での時間でした。帰りに、トイレに行きたくなったので、人気のカフェに行ったが、そこだけは、渋谷になってました🤣 満席。せめて、トイレだけでも・・・って思ったけど、女子達に注目されていて、言えなかったぜ😭 駅まで我慢しました（笑）
きっと、この↓呪いだな。
そう思いました（笑）
腹痛の方ぢゃなくて良かったです。