最近、忙しくて全然映画見てなくてブログ更新してない。久しぶりにご紹介するのは、ナンド・チチェロ監督の「黄金無頼」(1967年、Professionisti Per Un Massacro)である。南北戦争初期のアメリカを舞台にしたイタリア製西部劇だが、主人公は3人いるんだなぁ。

 

「真昼の用心棒」や「サルタナ」シリーズ第5作のジョージ・ヒルトンは、火薬の使い手。

 

「黄金の三悪人」や「荒野のお尋ね者」のエド・バーンズは拳銃の達人。

 

「続・荒野の1ドル銀貨」や「 さすらいの一匹狼」など悪役イメージの強いジョージ・マーティン(左)は、馬泥棒。

 

という3人が活躍するアクションだ。1人ずつだと圧倒的にヒーローらしいオーラが不足しているわけで、3人まとまることの面白さがどれだけ引き出せるか、なんだけど、火薬や拳銃の使い手といっても、なかなかその個性の見せ場がない。

 

そこここにアクションシーンもあるんだけど、どれも思い切りが悪いというか切れがないというか、爆発力が足りないのは、ちと惜しいな。

 

顔見せ程度の紅一点にモニカ・ランドール。

 

そのほかジェラルド・ハーターや

 

ホセ・ボダロらが出演している。

 

もっとダイナミックさがあればと思った一作であった。これ、キャストの問題なのかな。チチェロ監督は「Due volte Giuda」というのを見たことがあるけど、出演陣の個性があまり活かされていなかったような印象があり、演出の力強さの問題なのかな。