赤い空

肌色の色鉛筆をわざわざ削って描いたけど、これで一気に女性ファンが去っていくだろうな。そんなの最初からいないか……。というわけで、今日の映画は、ジョセフ・M・ニューマン監督の「赤い空」(1952年)である。

モンタナの山岳地帯にある森林警備隊の活躍を描いた作品で、主演はリチャード・ウィドマーク。

森林火災で現場に出向いたウィドマークを隊長とする一行だが、風により火の勢いが変わり、5人が死亡、気絶していた隊長だけが生き残る。行方不明の隊員の息子（ジェフリー・ハンター）は隊長と一緒に行動していた父の死に疑問を持ち、現場で捜索するうちに父が隊長に殺されたと信じ込む。

リチャード・ブーンのほか、リチャード・クレンナなども出演している。最初はリチャード・クレンナが「夏になるとなかなか日が暮れんな」という呟くイラストにしようと思っていたんだけど、なぜか蒼い空になってしまったわい。

CGの使えない65年も前の映画だ。森林火災のシーンを撮るのは大変だったであろう。

そんな生死を争う現場でジェフリー・ハンターがウィドマークを殺そうとするんである。

火の手が迫り、もう逃げられないと分かり、必死に壕を掘ってその中に身を隠すシーンは見せ場のつとなっている。

男たちのドラマに華を添えるのがウィドマークの妻を演じたコンスタンス・スミスだ。

赤い空のDVDがないようなので、仕方なく、蒼井そらを張っておきます。