140315


慌ただしくて頭の中がパンク状態だから、今日の仕事は終了。ていうか、故・塩沢ときさんって、若い人はご存じない?


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さて、今日は夜間も休日も仕事に追われている私にふさわしい映画、「追いつめられて…」(1959年)を紹介したい。監督は、70年代以降はハズレもいろいろあるJ・リー・トンプソンだが、「猿の惑星」第4・5作や「誕生日はもう来ない」がハズレでも、この映画については、文句なしの傑作であろう。



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「荒野の七人」に出る前年のホルスト・ブッフホルツ演じるコーチンスキーは、ポーランド人の船乗り。久しぶりに陸に戻り、恋人のアニヤと一緒に暮らしていたアパートを訪ねるが、なぜか彼女は部屋を引き払って行方知れず。



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居所を突き止めるが、アニヤ(イヴォンヌ・ミッチェル)は別の男と暮らしていた。しかも、コーチンスキーはなじられ、銃まで突きつけられ、ついカッとなって彼女の銃を奪って殺してしまう。



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その殺人の模様を郵便受けの隙間からこっそり覗いてしまったのが、



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同じアパートに住む、10歳の少女ギリー(ヘイリー・ミルズ)だ。詳これから見る方のために、ここからのストーリーは伏せるけど、コーチンスキーとギリーの逃避行と友情が描かれた第一級のサスペンスドラマだ。



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捜査にあたる警部にジョン・ミルズ、アニヤの愛人である妻子ある男にアンソニー・ドーソンという、まあ素晴らしい面々が揃っている。



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そのほか、ギリーの叔母にメグス・ジェンキンスら。出演陣はいずれも素晴らしいが、とりわけ、ブッフホルツとヘイリー・ミルズの2人の好演がなければこの映画は成り立たなかったであろう。



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娘のあまりの演技の素晴らしさに、名優である父親のジョン・ミルズも内心、舌を巻いていたのではないだろうか。


このくらい子役が素晴らしい映画は久々に見ました。映画がどういう展開になるのか、彼女の好演で十分見る側を引き付けておきながらの、素晴らしいエンディング。500円でDVDが買える映画としては、ぜひお勧めしたい一作である。



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こっちも500円。トンプソン作品としてはお勧めです。

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