忙しい。今朝は3時に寝て5時起きでたまった仕事をやっているけど、まだまだ終わらん。ブログネタもストックが尽きてきたなぁ。
前回紹介した「トランザム7000」に出演したサリー・フィールドが主演した「ノーマ・レイ」(1979年、マーティン・リット監督)を紹介したい。アメリカ南部の紡績工場で働く女性が、組合活動に関わり、自立していく様子を描いたドラマだ。
サリー・フィールド演じるノーマ・レイは、2児の母だが、最初の夫は喧嘩が元で死んでおり、下の子の父親は分からない。夢も目標もない日々を過ごすだらしない娘を父親も苦々しく思っている。
父親(バット・ヒングル)も母親(バーバラ・バクスレー)も同じ紡績工場で働き、過酷な労働と低賃金という劣悪な条件に耐えている。
そんな中、ノーマは、この工場に組合を結成するために労働組合から派遣されてきたルーベン（ロン・リーブマン)と知り合い、徐々に労働者としての意識が眼覚め、活動を支援するようになる。
自堕落な生活から脱皮しつつあったノーマは、ソニー(ボー・ブリッジズ)に求愛され、結婚する。妻や母親としての務めも果たせないほど組合活動にのめりこむ妻への夫の不満、信頼と絆が描かれるが、ルーベンとの組合活動を通じての結びつきは深い友情からはみ出すことがないのは、社会派ドラマならでは。
30年くらい前に初めて見たときには、非常に強い感動を覚えたのを今でも思い出す。が、今改めて観ると、当時ほどではないんだなぁ。忙しくてしんどいときは、「トランザム7000」の肩の力を抜いたあの雰囲気のほうが癒されたりする。そのときの精神状態に合わせて映画を選択するのも必要なことなのかもしれない。眠たくても、映画は見たい。元気が出るかも。
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