今日ご紹介するのは、ジャンカルロ・サンティ監督の「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」(1969年)。日本では劇場公開されなかった作品だ。父を殺されたばかりか無実の罪に陥れられた若者が、悪党のサクソン三兄弟に復讐するのを助ける保安官。彼自身もその兄弟たちを追っていた、というストーリー。
保安官にはリー・ヴァン・クリーフ。この人の本来のカッコよさ、渋さで持っているが、個性的な役柄が与えられているわけではなく、キャラが引き立たない。
若者を演じたピーター・オブライエン。悪くはないけど、全然知らない俳優だな。
ホルスト・フランク(右)が長兄なんだろうな、左はシェリフで弟のマーク・マッツァ。
さらに弟のクラウス・グリュンバーグが加わってのサクソン三兄弟。これだけ不気味な雰囲気の俳優が揃っているのに、演出が思わせぶりで、しかもまったりしてて盛り上がらない。
駅馬車の御者にジェス・ハーンなど。
対決シーンも美しいBGMが流れます。ルイス・エンリケス・バカロフの音楽は美メロ。マカロニウエスタンのオムニバスアルバムではお馴染みのテーマ曲だが、この映画で最も好印象なのが、この音楽であった。
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