昨日に引き続き、先週TV放映された映画を紹介したい。ウォルフガング・ペーターゼン監督の「アウトブレイク」(1995年)である。



kazzpの音楽&映画-outbreak01

主演は、ダスティン・ホフマン。アフリカ奥地の未知の病原体がアメリカに上陸し、急速に伝染していくのを防ぐために闘う男の姿を描いたサスペンスアクションだ。ホフマンは、米国陸軍伝染病医学研究所研究チームのリーダー、ダニエルズ大佐を演じる。



kazzpの音楽&映画-outbreak02
彼の別れたばかりの妻で、民間の疫病管理予防センターに勤務する医者のロビーにレネ・ルッソ。



kazzpの音楽&映画-outbreak03

実は私はロビン・クックの「アウトブレイク」を読んでいて、てっきりこの小説が原作だと思い込んでいたが、同じアフリカのエボラ熱をテーマにした作品なのに、まったく無関係のようだ。



kazzpの音楽&映画-outbreak04

ダニエルズの上司である准将にモーガン・フリーマン。細菌兵器の秘密を隠すため町を爆破しようとする少将にドナルド・サザーランド。彼らがそれぞれどういう役回りなのかが読めてしまうキャスティング。個人的には、こういう構図は見たくない気がするんだなぁ。



kazzpの音楽&映画-outbreak05

それだけに、キューバ・グッディング・Jrやパトリック・デンプシーの好演が目立つように思うのは、気のせいか。


kazzpの音楽&映画-outbreak06
ウイルスへの感染が現代社会でいかに恐ろしいものかを伝えてくれる映画である。しかしながら、娯楽性も備わっていなければ、ということで、クライマックスではヘリコプターでの戦いなども描かれ、そういう意味では、ロビン・クックのような医療サスペンスとは一線を画している。


アウトブレイク [DVD]/ダスティン・ホフマン,レネ・ルッソ,モーガン・フリーマン
¥1,500
Amazon.co.jp

下は、この映画にまったく関係ない原作だけど、面白いのには変わりない。

アウトブレイク―感染 (ハヤカワ文庫NV)/林 克己
¥756
Amazon.co.jp