ちょっとドタバタして映画を見る時間がなかなか取れない。皆さんのブログもまったく訪問しておらず申し訳ない限りである。
- お熱いのがお好き (特別編) [DVD]
- ¥3,679
- Amazon.co.jp
さて、今日ご紹介するのは、お馴染み、「お熱いのがお好き」(1959年)。ビリー・ワイルダーとI.A.L.ダイヤモンドのゴールデンコンビが書いたコメディだ。
ギャングが密告者を殺す場面に偶然出くわした、しがないバンドマン2人は、一味に追われる羽目になる。ジャック・レモンとトニー・カーティスの何とも言えないコンビネーションがこの映画の最大の魅力だ。
女装して女性ジャズバンドに潜り込んだ2人だが、彼らが男とは知らない成金のプレイボーイに求愛されるなど、女性に化けることで巻き起こす事件の数々は、古さを感じさせず笑えるものばかりだ。
楽団の歌手であるシュガーにマリリン・モンロー。お色気たっぷりに歌うシーンなどもふんだんに用意されるが、むしろ普通のシーンのほうが魅力的だったりする。ドタバタのお笑いとは別に、ジョー(トニー・カーティス)とのロマンスも大きな見せ場としてたっぷり時間を割かれるが、個人的にはちと退屈するところである。
この映画に全然関係ないけど、お風呂好きの日本人ならではの「お熱いのがお好き」もあるようだ。