映画★WORTH ワース 命の値段 | ジミニークリケットの散歩道

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好きに楽しく暮らすシニア女性です。
ミニマリストに憧れつつ、惹かれる物、魅力的な場所も多く、シニア世代になっても、落ち着けずに あっちへふらふら、こっちへフラフラ。人生って面白すぎます。

映画 「ワース 命の値段」を見ました。


9.11同時多発テロにより、

弁護士ケネスが、犠牲者(被害者と遺族)に

補償金を支払う額を決める実話です。


この映画の内容を知りたくない人は読まないでね




仕事や年齢、家族や年収も違う7000人に

どうやって価格を決めるのか。


個々の命の値段を、区別するのは許されるのか?

お金を貰えば遺族は納得するのか?


それぞれが持つ道徳的な観念の違いを

納得させるのは、至難の業なのは一目瞭然。


担当弁護士ケネスが、苦戦をしながら、

被害者、犠牲者の気持ちに寄り添うように、

変化していく様子が伺えます。


アメリカはざっくり言うと訴訟の国。

テロ事件の犠牲者やその家族からの訴訟により

経済が破綻する可能性があります。

だから、大統領は訴訟を起こされる前に、

犠牲者に補償金を払ってしまい、

丸く収めたい思惑。

さーて、

どの様にこの困難を乗り切るのでしょうか。


私の家族が犠牲者だったらと、

考えると値段なんて付けられませんし、

他人につけて欲しくないです。

しかし、私も同じ立場なら、

この悲しい事実を受け入れて、

補償金を受け取る判断をするかもしれません。



ドライでバリバリ仕事をこなす弁護士が、

どんどん人間味を帯びてきて、

途方もない数の犠牲者の話を聞き、

思いの丈を受け止めて納得してもらい

補償金の請求をしてもらいました。


いやー凄い物語を見せてもらいました。


9:11の後に犠牲者にたいして、

この様な補償金が支払われていたとは

知りませんでした。


人の命には、尊厳と敬意により、計られると実感しました。