ほっぺ★マテーラ 「ソウル キッチン」 | ジミニークリケットの散歩道

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好きに楽しく暮らすシニア女性です。
ミニマリストに憧れつつ、惹かれる物、魅力的な場所も多く、シニア世代になっても、落ち着けずに あっちへふらふら、こっちへフラフラ。人生って面白すぎます。

もし、南イタリアのマテーラ に滞在するなら
このレストラン「ソウル キッチン」をお勧めします。





7:30に予約済み
てくてく歩いて 店に向かいました。
大人気店ですので、予約しておく事をお勧めします。
多くの飛び込み客が お断りされてましたので。

私達はいつも ホテルのチェックインの際に
担当者やコンシェルジュに夕飯の予約をしてもらっちゃいます。
昼は散歩がてらに お気に入りを見つけて食べ、
夕飯は リサーチしてた絶対に行きたい店にしてます


マテーラ の夜は 比較的に安全ですので、
夜の散歩も不安な気持ちは微塵もありません。
そこも南イタリアの好きなとこの一つですね。
ビクビクしてちゃ 旅の醍醐味が半分になっちゃうからね



スターターは「前菜の盛り合わせ」二人前。
南イタリアでは、先ずは「前菜の盛り合わせ」を!
その店 その店で、コレを食べて!っ料理をちょっとずつ盛り合わせてくれてます。

私達は 全ての夕食でスターターは前菜の盛り合わせをオーダーしてましたが、全てのレストランで違うものが出てきて、しかも 美味しい。

しかーし、この「ソウルキッチン」の前菜盛り合わせ
は、別格でした。
チーズを揚げてあったり、スモークハムをポテトに忍び込ませたり、とにかく手が込んでて。

ほっぺが落としまくりました。


次は「ポルチーニのリゾット」
こんなアルデンテの米に チーズとポルチーニの香りが纏わり付いてるリゾットを食べたことがありません!
大感激です。


そして!
メインは店の冠を名にしているシェフご自慢の牛肉

我が人生のナンバー3に仲間入りです。
牛肉を熟成させてるのが一口でわかります。
単に柔らかいとから、脂がうまいとかのレベルではなく、噛んでいて幸福な味が心を満たす肉なのです。

ニューヨークの「ピータールーガーステーキハウス」の熟成T bone steakと比べても 引けを取りません。

しかも、1人前を食べやすくスライスして下さり、
前菜、リゾットを平らげた私達の胃袋にも
シェアして収まります。


デザートは パンナコッタ
こちらも 人生ナンバー1 パンナコッタです。
濃厚 クリーミー で、ドライベリーがサクサクとアクセントになり、最高の一品となってます。

パティシエが食べ終わった 私達のテーブルに来て

パティシエ「どうだった?」イタリア男性かわいい🎵

私「最高に美味しかったよー」って答える。
パティシエ「どの位?世界一?」って聞いてくる。
私「私の人生で一番のパンナコッタ」と答えると
天にも登る笑顔で顔を崩して 
ガッツポーズの拳を握ったまま
キッチンに戻って行きました。

そして、キッチンからは歓声の声!

あーコレがイタリア人。
彼らに私が惹かれる部分だと実感。
実にチャーミングてす。

心を込めて作ったものを 
店を選んで来てくれた人と分かち合い 
メンバーから褒め称えられ。
幸福の渦に巻き込まれる感覚です。

南イタリア旅行のラスト晩御飯に
この幸せループを見られて 
改めて良い旅だったと思いました。

こちらのオーナーシェフは、度々 日本にもいらして、イタリア料理のセミナーなどをしている様子。

日本料理の手法からインスパイアされたの?と思う部分もあり、勉強熱心です。

しかも、来店時にゲスト全てを出迎え、
オーダーもテーブルに来て相談に乗ってくれ、
調理や仕上げチェックも自らするのでキッチンに引っ込み、
食べ終わる頃は 全てのテーブルを回り、挨拶。

おまけに 会計時にレジ横でお見送りまで。
(価格は二人で一万円程度なので明朗会計 安心安心)

こんなに働き者のスーパーシェフは世界中の旅先でも出会ったことがありません。

また、このシェフにお会いしたいと思いつつ
店を後にしました。

マテーラ の夜景を見ながら 夜22:00を過ぎても
歩いて帰れる 散歩が楽しい街です。