岡崎城天守閣・三河武士のやかた家康館 |   + Mother Lake +

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  さてさて岡崎城天守閣です。  
  思えば久しぶりのお城記事ですな。

  岡崎城は室町時代に当地の守護代西郷氏によって築城され、松平清康によって改修された平城。
  もともとは龍頭山という山を崩して造られた平山城だったそうですが、江戸初期頃に平城に改修された模様。
  松平清康は三河の一部を支配する国人でした。
  清康の嫡男で岡崎城主松平広忠と正室於大の方の間に生まれたのが松平元信、のちの徳川家康です。


  弱小国人だった松平氏は戦国大名今川氏に臣従しますが、広忠は家臣の謀反により殺害。
  今川氏の人質となっていた元信は帰参もかなわず、岡崎城は今川氏の支城となります。
  桶狭間の戦いで今川氏が敗れると元康(元信から改名)はよう岡崎城を取戻しようやく独立。
  その後わずか10年ほどで本拠地を浜松城に移すこととなり、岡崎城は嫡男信康の居城となりました。
  元康正室築山殿と信康は織田信長から謀反の疑いをかけられ、築山殿は殺害、信康は切腹。
  以後、本多氏、石川氏など譜代の重臣が城主となり、豊臣家臣田中吉政のころ現在の岡崎城の原型が造られました。



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  天守閣が完成したのは江戸元和年間、複合連結式望楼型3重3階というかなり壮大な天守だったようですな。
  現存はしませんが、神君家康公生誕の地として明治まで重要視されていました。
  長々とマニアックな解説失礼しました。爆


  さてさて、こちらは城内の一角にある時計。
  周りには、家康公や本多平八郎忠勝の像が並んでいます。
  この時計、実はからくり時計。30分ごとに中から家康公のからくり人形が出現。
  能を舞う家康公の顔が早変わりで翁の面に。
  遠目で見ると白い眉毛が目ン玉飛び出してるように見えますな。爆
  時間が来ると人だかりができるほどの人気を集めています。


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  天守閣は近年に建てられた復興天守。
  一見すると黒板下見張風の天守ですが、往時の姿ではないものと思われます。
  鉄筋コンクリート造の模擬天守にも関わらず最上階の望楼以外は撮影禁止。
  仕方がないので、望楼からの岡崎の街をば。

  平城ですので見晴らしはイマイチですな。w
  目の前を通過していく名鉄の特急と向こうに見える優美な斜張橋に激萌。
  あとで調べてみますと、伊勢湾岸道の豊田アローズブリッジ(矢作川橋)。
  気になるスペックですが。爆 お城ととまったく関係ありません!

  構造 : 4径間連続PC箱桁・鋼複合波形鋼板ウェブ斜張橋
  橋長 : 820m
  最大支間長 : 235m
  最大地上高 : 128.5m
  2004年土木学会田中賞受賞

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  天守よりもこちらは石垣がいいですな。
  天守台は野面積みの質実剛健な感じの石垣。
  そして本丸北側に優美なカーブを描く空堀、清海堀。青葉も美しいです。
  築城者の西郷稠頼の法号、清海入道にちなんでの命名。

  ということは築城当時からの遺構??15世紀半ばにこのカーブを作る技術があったとは!
  近年、岡崎城から500m以上離れた市街地で、江戸初期と推定される石垣が発掘されています。
  岡崎城の最外縁にあたり、江戸・大坂・名古屋に次ぐ巨大な城だったことを証明しました。
  現在よりも遙かに巨大な城郭だったようですね。


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  こちらは「三河武士のやかた家康館」。
  徳川家所蔵や譜代家臣の武具・甲冑などが展示されているほか、三河の戦国時代を映像で紹介。
  ここもやっぱり撮影禁止です。
  そんな中、常設の甲冑試着体験室がオープンしました!!
  もちろん無料ですが、甲冑を身につける一部始終が衆人監視の下。w

  小心者の私はこちらを体験。赤備えの兜をかぶって自我撮り...我ながらかなり怪しい。爆
  赤いダースベーダーみたいですが、これをかぶって写真を撮ってる私を見ていた嫁。

  「私がいちばん恥ずかしい!!」


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  ブログとTwitterのプロフ画像にしようかと思いましたが、やっぱり恥ずかしい。
  岡崎市内で夏以来食いっぱぐれていた鰻を堪能して次の目的地へ。^^  


  ■岡崎城天守閣・三河武士のやかた家康館

   愛知県岡崎市康生町561
 

   マイクロバス 東名高速 岡崎ICから5分
   マイクロバス 伊勢湾岸道 豊田南ICから30分
   313系 JR東海道線 岡崎駅下車バス康生町下車5分
   神戸市交3000系 愛知環状鉄道 岡崎駅下車バス康生町下車5分
   名鉄6500・6800系 名鉄名古屋本線 東岡崎駅下車 徒歩15分


   web.http://okazakipark.com/