5月3日、嫁と2人で京都府北部、宮津・舞鶴まで出かけてきました。息子は終日部活です。
朝8:00、息子を学校まで送ってから出発、京都市内を抜けて京都縦貫道へ。
京都縦貫道は2014年の全線開通予定で、丹波IC-京丹波わちIC間は国道27号を使わなくてはなりません。
丹波IC-京丹波わちIC間は約40分ほど、京丹波わちICからは京都縦貫道綾部宮津道路が開通しています。
大方の予想はついておりましたが、VICSによると終点宮津天橋立ICを先頭に2kmの渋滞が発生しております。
まぁ2kmぐらいなら10分ほどかな...と軽く考えてましたがこれが大間違い。さすが日本三景☆
対面通行の京都縦貫道、まったく動く気配がなく2kmを40分かけて料金所通過、市街地まではまだまだ渋滞しております。
おめあてのお店はありましたが急遽予定変更、路地を走り回ってたまたま見つけた看板に誘われるように行ってみました。
日本三景天橋立まではさらに長い渋滞、ここはあきらめて贅沢しちゃる。笑
宮津湾を挟んで天橋立をのぞむ数寄屋造りの宿「茶六別館」、"日本の宿"というところが誇らしげでいい感じです。
すぐ目の前の島崎海岸からは天橋立が...さすが日本三景ですな!!今日はこの眺めで我慢します。
しかし、この写真、どれが天橋立だかわかりませんな。爆(真ん中やや右より水面にへばりついてるような黒いとこ。)
その茶六別館内の料亭「四季膳 花の」さんにおじゃましました。
お昼目前ですが、他のお客はなしか...と思っていましたら、私たち以外は全席予約だそうです。w川・o・川wソウダッタノ?
おしながきを見て、彩りもよく目にも楽しめそうな「花の御膳 菜の花」を注文しました。
ちなみに、お料理6品にご飯・お味噌汁・漬物、デザート2品がついて3,000円。 ランチにはちと高級ですな。
梅の形の籠に、小鉢にきれいに盛り付けられたお料理が4品、あと1品は揚げたての天ぷらだそうです。
全品揃うまでしばしお待ちを...待てないのでいただきます。笑
お通しはめずらしいイサザの酒煮。これは贅沢ですな。
イサザは北陸から近畿にかけての呼び名で一般にはシロウオと言います。
シラウオとは全然別の種類のお魚で、よくよく見るとシラウオよりもかなりブサイクな顔してますな。
小浜の北川河口では春先にイサザを網ですくい上げる漁を見ることができます。
春を告げるお魚としていただいたことがありましたが、宮津でもいただけるとは知りませんでした。
籠の中の全五品です。(小さい画像はクリックして拡大します。)
■炊き合わせ(たけのこ・ひろうす他) ■酢の物(ホタルイカ・胡瓜)
■焼き物(あまご?南蛮漬・かます・海老・だし巻き) ■天ぷら(海老・なす・コシアブラ)
■お造り(かんぱち・鯛・あわび)
さすが海沿いの町だけあってお造りはレベル高いですな。
あわび...ひょっとしてとこぶしかも知れませんが、私としたことが穴の数を数えるのを忘れておりました。笑
あわびの穴は4~5個に対して、とこぶしは6~8個。
穴の部分が盛り上がってるあわびに対してとこぶしはつるっと滑らかな感じです。
とこぶしはやや緑がかった身が多いのに対して、あわびは黒っぽい。
ううう、身は黒っぽいのですが、殻を裏返すことを忘れておりました。とりあえずあわびってことで。
こちらのあわびのお造りが特筆すべきなのは、肝もついてること。
鮮度がよくなければ食べられたものではありません。
うちではずっと以前から肝は親父が食べるものとなっていましたが、あるとき恐る恐る味見したらこれが美味い!
親父のやつまた内緒で自分ばっかり美味いもん食ってやがったな...ゴホゴホ。
あたたかいものはあたたかく、冷たいものは冷たく。
味付けはなるべく素材そのままの味を大事にしたごく薄味です。
いっつもお肉とかこってりしたもん大好きですが、やっぱり繊細な味付けというのもいいもんですな。
願わくばこの時期の絶品中の絶品、宮津湾のトリ貝がいただきたかった!
肉厚で大ぶりな宮津のトリ貝は大好物...そういえば最近食べてないな。
こちら茶六別館さん以外にも近所の清輝楼さんという老舗の旅館でもランチやってます。
実は食べログさんでチェックしてたお店に行きたかったのですが、ここは穴場でした。
地元の方の利用が多いようですが、「日経おとなのOFF」にも紹介されたらしく人気店になりそうですな。
ごちそうさまでした☆
今回、ひさびさに35㎜単焦点「AF-S DX NIKKOR 35㎜ F1.8G」を使ってみました。
やっぱり、食べ物写真はこのレンズに限りますな。笑
■茶六別館 「四季膳 花の」
京都府宮津市島崎海岸(宮津市立図書館西隣・島崎公園前)
京都縦貫道 宮津天橋立IC 5分
北近畿タンゴ鉄道宮津線 宮津駅下車 徒歩10分
北近畿タンゴ鉄道宮津線 天橋立駅下車 車で5分
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