近江八景 比良の暮雪@比良山麓 大津市和邇中浜 |   + Mother Lake +

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+++ お知らせ +++


1月7日はふるさと片江のとんどさんと墨つけ神事の日です。

たぶん、NHKニュース7で紹介されると思いますので、皆様チェックしてみてくださいませ。笑

見逃した方は各ニュースサイトで!!


島根県松江市 片江のとんどさんと墨つけ神事、以前の記事はコチラ →★★★

担ぎ手不足のため週末に変更になってる可能性があります。汗


+++ NHKで放送 +++


放送されたようです!!

小さな漁業の町のそのまたひとつの集落の年中行事....知ってる顔ばっかりです。笑

見逃した方はコチラから →★★★


新婚だと寒風吹きすさぶ日本海に投げ込まれますが....結婚以来祭り当日に帰ってません。


+++ 近江八景 比良の暮雪 +++


1月4日の大津はしぐれ模様。

窓の外に見える比叡山の山頂付近は雪化粧をしております。

もうお正月休みも終わりなので休みのだらだら感をしゃきっとしに、mizzと2人で出かけてみました。


その帰り道の大津市郊外の和邇あたり、夕暮れ時の比良山です。

夕暮れの雪をかぶった比良山といえば近江八景のひとつ、「比良の暮雪」ですな。


中国の洞庭湖の湖畔の風景を描いた「瀟湘八景図」になぞらえた近江八景は、古くから琵琶湖

の四季を織り成す水の情景として有名です。成立は1500(明応9)年ごろ。

近江八景は、その風景を詠んだ歌とともに次の八景が知られています。


海 勢多の夕照  露時雨 もる山遠く過ぎきつつ 夕日のわたる勢多の長橋

カミナリ 粟津の晴嵐  雲はらふ 嵐につれて百船も 千船も浪の粟津に寄する

お月見 石山の秋月  石山や 鳰の海てる月かげは 明石も須磨もほかならぬ哉

鳥 堅田の落雁  峯あまた 越えて越路にまづ近き 堅田になびき落つる雁がね

ヨット 矢橋の帰帆  真帆ひきて 八橋に帰る船は今 打出の浜をあとの追風

湖 唐崎の夜雨  夜の雨に 音をゆづりて夕風を よそにそだてる唐崎の松

除夜の音 三井の晩鐘  思うその 暁ちぎるはじめとぞ まづきく三井の入あひの声

湖 比良の暮雪  雪ふるる 比良の高嶺の夕暮れは 花の盛りにすぐる春かな


今まで、風景だけに注目しておりましたが、八景を詠んだ歌とともに情景を思い浮かべつつ...風流ですな。

不惑を過ぎると、やはり日本の心、風流を解せるようになるってわけですな。


え...?ちょ...ちょっと待った!!

「比良の暮雪」は +++ 花の盛りにすぐる春かな +++ となっています。

ふ...冬の景色じゃなかったの??


ずっと冬の夕暮れの景色だと思い込んでおりました。笑

春先に比良の山々に残る雪と花盛り...むむむ...対岸のさざなみ街道沿いに菜の花畑があったっけ。

菜の花越しに雪をいただいた比良の山を撮った写真をどこかでみたことがあったような。


雪ふるるぅ~ぅ~う 比良の高嶺の夕暮れはぁ~ぁ~あ 花の盛りにすぐる春かなぁぁ~あ♪(天津木村風。)


まだ、本当の風流を解するには若いってことですね。

ま....しかし、真冬の比良山の雪景色、これも....あると思います!笑


近江八景は歌川広重の近江八景図が有名です。

身近なところでは、柳ヶ崎から近江神宮に至る神宮道の石畳の歩道にはめ込まれたレリーフも。

★神宮道の近江八景のレリーフの画像が載ってる記事はコチラ →★★★


★撮影場所  湖西線和邇駅北(R161中浜三叉路西あたり)。