京都の紅葉@醍醐寺 |   + Mother Lake +

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いっこうに寒くならない京都・滋賀ですが、この週末は木枯らし1号も観測され、ぐんと冷え込んでまい

りました。霜月も下旬となってきましたが、京都の紅葉もいよいよ始まりですね。


最近、美山かやぶきの郷、奈良斑鳩法隆寺など周辺部ばかり紹介しておりましたので、ここは1つ京都

のご紹介をば。とあるお姉さまからツッコミ入りましてね。

京都といっても東のはずれ醍醐なんですがね、ここは紅葉の穴場なのです。

(歩いてるのは妻。)




醍醐寺は国宝の金堂、五重塔、三宝院を擁する下醍醐と、背後の笠取山山頂、通称醍醐山に至る上醍

醐からなる20万坪の敷地に多数の堂塔。


下醍醐から上醍醐へは徒歩で1時間余り、車でも宇治方面から迂回して1時間近くかかります。(ちなみに

かつて仕事中サボって車で行ったことあり。)というわけで、今回は下醍醐です。


醍醐寺全体が世界遺産に登録されているほか、国宝の金堂、五重塔をはじめとする建造物、仏像、文書

等文化財の宝庫となっています。  また、太閤秀吉の醍醐の花見でも有名ですね。




国宝三宝院、襖絵で有名なこの建物、庭に面した表書院、唐門は国宝に指定されています。

...............しかし、内部および庭園も残念ながら撮影禁止です。


せめて、塀の外側から見える庭園内の紅葉だけでもご覧くださりませ。




そして三宝院からさらに奥、修理中の西大門をくぐると下醍醐の大伽藍。

やはり一番目を惹くのがこの国宝五重塔ですな。




他の建物が応仁の乱で灰燼に帰してしまった中、951年の創建当時から残る唯一の建物で、高さはウルト

ラマンよりもちょいと小さめの38m。


先日の法隆寺五重塔よりも大きく見えるのは、法隆寺の西院伽藍と同じぐらいのスペースにこの五重塔だ

けが建っているからでしょうか。しかしすごい迫力です。




しかしこの前からこればっかりやな。笑


そして向かい側には金堂、こちらも国宝で、安置される薬師三尊像と四天王像は、重要文化財です。





五重塔よりさらに奥へ。








大講堂を横目に見ながらすすんでいくと林泉の奥にたたずむ弁天堂とその周辺、

ここが下醍醐随一の紅葉の見所です。



ではしばしその絶景の紅葉をば。






まだまだ三分程度の色づき具合ですが、これからもっと真っ赤になるんでしょうね。
しかし林泉と朱色の弁天堂がいかにも絵になりますな。






醍醐寺は桜で有名ですが、紅葉は穴場のようで、付近の奈良街道はまったく渋滞なし。
駐車場も待たずに悠々と停められます。

団体の観光客も見えますが、伽藍があまりに広いため、閑散として見えます。
ゆっくり紅葉を楽しみたいなら絶対オススメです。





さて、少し戻ってきた不動堂辺りにこんな実が落ちています。

どんぐりよりずっと黒いこの実、椎の実です。






見上げるとこんもりと生い茂った椎の木がそこら中に生えています。

駐車場や拝観料が有料でなければ何度でも拾いに来たい。


そう、椎の実は食べられます。しっかり拾って帰りました。フライパンで数分煎ると殻がはじけます。
香ばしくってうまいっすよ。わははは、やっぱりくいもんオチかいっ




しかし、紅葉を愛でに来たんだか、椎の実拾いに来たんだかね。笑



■真言宗総本山醍醐寺・醍醐三宝院



京都市伏見区醍醐東大路町

(地下鉄醍醐駅から徒歩10分・JR山科駅から醍醐三宝院行きバス20分)


拝観時間am.9:00 ~pm.5:00(12月第2日曜~2月末はpm.4:00まで)


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