秋を探しに@久多・広河原・美山かやぶきの里 |   + Mother Lake +

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越前・加賀の旅はしばし小休止。
週末、京都の秋を探しに出かけました。京都といっても市街地の遥か北、左京区の久多~広河原~南丹市美山
あたりをドライブしてきました。

まず腹ごしらえ、朽木にある「ごはん処 山水」さんでお蕎麦をいただきました。
お蕎麦はイマイチだったけど、おいしかったのはこれ、栃餅の揚げだし、はじめていただきました!



鯖街道を引き返し、大津市の葛川から左京区の久多へ、道は離合不可能な細い細い道です。

久多は京都市の最東北端にあたり、わずかに民家が点在するだけの小さな集落、とても京都市内とは思えませ
ん。平家の落人集落という言い伝えもあるらしい。
久多の集落をはずれると能見峠、狭小のしかも急勾配の道は転落しそうになるスリル万点です。

峠道を降りると広河原の集落、久多よりも少し民家が多いものの、ここも京都市内とは思えない小さな集落。
ただしここは出町柳から鞍馬を経由して路線バスが来ています。鞍馬方面への道とは逆方向にさらに山奥へ。

佐々里峠。桂川の上流上桂川はここが源流域、はるか大阪湾まで注ぎます。

比較的道が広いので少し休憩、向こうに見えるのはかの有名な北山杉です。
ぼちぼちですがあたりの葉っぱが色づき始めています。ここは標高650mあまり、寒いです―。
当然のことながら携帯は圏外、ガソリン少ないんだよな...............ここでガス欠にでもなったらと思うと.......あぅ




ひとつ秋見っけました。食べられるのか?それとも............???




峠を越えれば南丹市美山町。ここもまた狭い狭い道が続きます。しかもこんなところを自転車で峠を登っていく
人たちが結構いるんですよ。すげ―。すげ~
里に下りてくると左手に川が、芦生の森から三国岳を源流とする由良川、こっちは遥か日本海、舞鶴まで流れています。さっきの佐々里峠とは数kmしか離れていないのに流れていく方向はまったく逆、なんか不思議ですな。




ようやく目的地、美山かやぶきの里に到着。
はじめてみたけどかなり感動的、これぞ日本の原風景ですな。なにかほっとする風景です。



丹市美山町北集落は約50戸のうちの30戸がかやぶき屋根、当然ほとんどが一般の民家なのですが、民宿
やお店、資料館として一般に公開されている建物もあります。(↓クリックして拡大。)





資料館なら建物の構造や、かやぶき屋根も間近で見られます。








昔ながらの農機具がさりげなく軒下においてあったりして。
mizzにははじめてみるものばかり、社会科の勉強になったみたい。笑
しかし、とうみや脱穀機が見ただけで分かってしまうボクは、さすが田舎もんだ!



地元の方が干していたこれ、なんだかわかります?
粟だそうです。(クリじゃないよ、アワ。笑)さすがのボクもこんななってるのはじめて見た!
これもまた秋らしい風景ですな。お餅にするんだそうです。




本当はぼたん鍋とかいただきたかったけど.........アイスクリームで我慢。これは秋らしくないね。
(ぼたん鍋は11月中旬からいただけるそうです。)




帰り道は周山街道で京都市内を通って大津まで。結局200kmぐらい走ってました。
京都市内から美山までは1時間あまり、車かツアーじゃないと遠くて不便でちょっとつらいですけど、なかなかいいところです。


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