湖北ドライブ【すし慶/滋賀県木ノ本町】 |   + Mother Lake +

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7.17 湖西~湖北

mizzがマンション内のお友達のところに終日おじゃまするというので、暇なボクと妻は先方のご好意に甘え

て2人で湖北へドライブ(ドライブに行くのか食べに行くのかは.......)

時折雷も鳴る土砂降りの雨の中、湖西道路~R161~R303と一路木ノ本町へ。

ここ木ノ本町は北国街道と湖西路の合流点で北陸への入り口となる交通の要衝、JR木ノ本駅近くには今で

も北国街道沿いに石畳の旧木ノ本宿の面影が残っています。



ここ木ノ本宿で開かれた馬市で名馬を買ったといわれるのが「功名が辻」の山内一豊公の妻千代。いろいろ

調べていますと安土城下でという記述が多いのですが、せっかくなので当地で買ったという話を信じましょ

う。
その市に馬を出したのは木ノ本宿内の馬宿平四郎だと伝えられているそうです。

※注 「山内家資料 第一代 一豊公記」には近江国伊香郡木之本宿で馬を買い求めたという記述がある

そうです。(以下引用)

 一豊宇賀野在住の時筑摩村の木村伊織につきて馬術刀槍の法を習譜事五年間伊織は武士の功は良馬

を選択するにあることを訓へたりき。
 天承九年二月織田信長が京都に馬揃えを為す時一豊良馬を欲して資なきを嘆きしに夫人鏡より黄金十

両を出し夫に良馬を買わしめたる美談は夫人にあらずして母法秀院なりと。
 一豊が求めし良馬は木之本伊香郡の馬市にて買い求めたり其馬の売主は奥州信夫の者にて名を藤蔵と

いひ良馬を引きて越後の上杉甲斐の武田等を訪ひ途に信長の馬揃えあるを聞き江州に来たりし者なり。

これが事実なら、へそくりで馬を買ったのは千代ではなく母法秀院ということになりますね。いいのか-???


さて、おまちかねのお昼ごはん、馬市が立ったといわれる場所のすぐ近く、「すし慶」さんへ。こちらの名物

は全国の百貨店にも出店されるという鯖寿司。鯖寿司の話はまた後ほど。





もともと郡役所だった場所ということで、1000坪近い大きな建物です。
食事が用意されるまで土蔵の中の待合室に通されます。ここには戦国時代の漆器や火縄銃、湖北を紹介

した雑誌などがあって、しばし眺めていると席に案内されます。




この日のお目当ては鰻、「すし慶」さんの名物料理のひとつ「うなぎまぶし」。
な、なんとわざわざ四万十川まで行かなくてもお膝元滋賀県で余呉湖の天然鰻がいただけるとは.....




こちらのうなぎまぶし、石焼ビビンバみたいに熱々に焼いた石鍋にごはんと刻んだ鰻、甘辛く炊いたごぼうな

んかをのせて、たれを食べる直前にジュワっとかけたもの。




妻は鰻まぶしですが、ボクは湖北の幸と鯖寿司のコース「きのもと」
湯葉や小鮎の佃煮、お造りなんかとともに名物の鯖寿司が一緒に出てきます。
オススメは絶対「鰻まぶし」、1575円で天然鰻がいただけるなんてめっちゃオトクです。(少し疑問はある。)






結局両方とも妻とわけわけしていただきました。
当然鯖寿司もお土産に。
北陸自動車道木ノ本ICからすぐなので京都からでも十分日帰りでいけますね。



「割烹 すし慶」


滋賀県伊香郡木ノ本町木ノ本988番地 open.11:00~21:00

tel.0749-82-2115
web.http://www.sushikei.com/