☆柏木由紀、ついに涙の卒業 AKB48歴代最長17年の活動に幕☆ | AKB48G&日向坂46応援ブログ

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 アイドルグループ・AKB48の3期生、“ゆきりん”こと柏木由紀(32)が4月30日、東京・秋葉原の“聖地”AKB48劇場で行われた卒業公演をもって、ついにグループを卒業した。AKB48誕生1周年記念ライブが行われた2006年12月9日にAKB48の3期生、チームB候補生としてお披露目され、翌07年4月8日に劇場デビューしてから歴代最長6233日(17年)もの長きにわたる活動に終止符を打った。

 


 

 AKB48のメンバーとしてのラストステージは、最初で最後の単独センターを務めた63rdシングル「カラコンウインク」からスタート。自己紹介では長年愛されてきたキャッフレーズ「寝ても覚めてもゆきりんワールド! 夢中にさせちゃうぞ! ゆきりんこと柏木由紀です」で沸かせた。

 柏木はAKB48メジャーデビュー以降のシングル63枚のうち、4thシングル「BINGO!」(2007年7月発売)以降、52枚で選抜入り。2014~15年にNMB48兼任、16~19年にはNGT48を兼任するなどした功労者。39thシングル「Green Flash」(2015年3月)で小嶋陽菜とWセンターを、そして、ラスト参加の「カラコンウインク」で悲願の単独センターを務めた。

 自己紹介のお題「柏木由紀を一言で表すとしたら」で柏木は「私は…私がレジェンドです!」と言い切りつつ恐縮。「AKB17年、選抜もたぶん55回ぐらい?そして、32歳までっていう。この記録、そうそうとんでもない子が出てこない限りは抜かれないかなと。暫定AKB48のレジェンドとして、名前を残せたかなと自分では思っています」と胸を張ると、「私の17年間が始まったこの劇場で、AKB48としての最後の日を思う存分楽しみたいと思います」とあいさつをして割れんばかりの拍手を浴びた。

 おなじみのユニット曲に続いては、チームBで初めてソロパートをもらった曲「Two years later」、AKB48選抜総選挙で初めて“神7”の牙城を崩して3位となったときのシングル曲「フライングゲット」、オーディションのダンス課題曲「Virgin love」、劇場公演の思い出の曲「オネストマン」を披露していった。

 「Green Flash」で本編を終えると、劇場内にはファンの気合の入った口上と「ありがとう」の感謝の言葉でアンコールが発動され、劇場は盛大な「ゆきりん」コールに包まれた。ドレスを着て再登場した柏木は、3月の卒業コンサートではあえて歌わなかったという、初めてもらった劇場公演ソロ曲「夜風の仕業」を万感込めて歌った。

 おなじみのチャイムが鳴り、メンバーが合流すると、AKB48の始まりの曲「桜の花びらたち」を歌唱し、最後のメッセージ。「私はアイドルがすごい好きで、アイドルになりたいと思ってAKBを受けました。毎日ステージに立ちたいというのが私の夢だったので、それを叶えてくれるのがAKBかなと思って受けたんですけど、まさか中学3年生当時の自分がこんなに長くアイドルを続けて、こんなに長くAKBでいられたとは本当に夢にも思っていませんでした」と17年間の活動を振り返った。

 


 

 この数年間が「正直一番楽しかった」という柏木は「いようと思えばもっとずっとやれたと思うけど、でも、やっぱり今の大好きなメンバーにこうやって見送ってほしいなっていうのが、最後に私の見つけた夢だったから。それがきょう本当に叶って、最近知ってくださった方も、本当に昔から応援してくださった方も、こうやって、最後に『卒業おめでとう』『AKBに長くいてくれてありがとう』って言ってくれて」と感極まり、大粒の涙をこぼした。

 卒業後の活動に関しては「これからソロになりますけど、ファンの方がいてくれる限り、歌って踊ってステージに立ち続けたいと思います」と話し、「これからも温かく見守って欲しいですし、これからもAKBを皆さんに温かく見守っていただけたらなと、私もいっぱいいっぱい応援したいと思います」と伝えた。

 後輩たちも涙を流すなか、めったに泣かないことで知られる柏木は「私って泣けるんだ!」と自分で驚きつつ、「でも悲しい涙じゃなくて、本当に楽しかった」と笑顔の花を咲かせた。このあとには、秋元康総合プロデューサーからの手紙のサプライズでも涙をぬぐった。

 ラストはおなじみの円陣を組むと、「初日」でフィナーレ。卒業曲のタイトル「最後の最後まで」にちなみ、ファンが「最後の最後まで大好きです「最後の最後まで自慢の推しです」と思い思いのメッセージを掲げると、柏木は「最後の最後まで愛を伝えてくれてありがとうございました」と伝え、AKB48人生に幕を下ろした。

 

 

 

≪柏木由紀 卒業スピーチ全文≫


卒業コンサートが1カ月以上前にあって、そこでもいっぱいお話したので、その時はいっぱい言いたいこと考えてきたんですけど、今日は本当に最後ですし、本当にAKB48が大好きな方、私のことを応援してくださる方が来てるかなと思ったので、その場で思ったことを言おうと思って来たんですけど、ちょっと実感湧いてないなというのが率直な気持ちです。

このステージに立つと初めてこのステージに立った日のことを今でもすごく思い出すんですよ。私はアイドルがすごい好きでアイドルになりたいと思ってAKB48を受けたのと、毎日ステージに立ちたいというのが私の夢だったので、その夢をかなえてくれるのがAKB48かなと思って受けたんですけど、まさか中学3年生当時の自分がこんなに長くアイドルを続けていて、こんなに長くAKB48にいるなんて、本当に夢にも思ってなかったので、アイドルを好きでアイドルになって本当にすごい楽しかったなぁって思います。

卒業前にいろんなインタビューを受けたりとか「つらいことありましたか?」「いろんなAKB48を見てきたけどどうですか?」とか聞かれるんですけど、本当になくて、毎日楽しかったですし、たしかに「思うようにいかないな」「自分は長くいてAKB48に何かできるのかな」と思うこともあったけど、その時に支えてくれたのが、ファンのみなさんが「何があっても応援するよ」っていう愛情をたくさんくれたこととか、ここ数年よく言ってますけど、今のAKB48が本当に大好きで、2021年にAKB48の単独コンサートをプロデュースさせていただいたのが、今まで自分がAKB48のために何かやりたいと声を上げたことが初めてのことで、それにメンバーのみんながすごくついてきてくれて、「あ、AKB48めっちゃ楽しいじゃん!私、これまでも楽しいと思ってたけど、みんなと何かに向かって一生懸命に頑張ったり、時にはちょっと頑張ってみんなを引っ張ってみたり、これが私のやりたかったことなんだな」ってすごい時間かかったんですけど3年くらい前に思えて、何回か辞めた方がいいかなとか、同期とか先輩・後輩を見てそろそろかなと思ってきたけど「AKBにいて良かった。まだまだAKB48で頑張りたい」と思って、この数年間が正直一番楽しかったなと思います。

でも、いようと思えばもっとずっといれたと思うけど「今の大好きなみんなに見送ってほしいな」というのが最後に私が見つけた夢だったから、それが今日かないました。そして最近知ってくださった方も、本当に昔からずっと応援してくださる方もこうやって「卒業おめでとう」「AKB48に長くいてくれてありがとう」とまさかこんなに言ってくれて…自分がアイドル好きでやってるだけだと思ってたから、最後にみんなに「AKB48にいてくれてありがとう」って言ってもらえて、私の17年のアイドル人生が本当にすてきな形で幕を閉じれたなとファンのみなさんとメンバーに感謝しています。

やり残したことは本当にないし、いろんな楽しいことがあった中でも、ここ最近が一番楽しかったです。今のAKB48で卒業できて本当によかったなって、幸せだったなと思います。17年間AKB48やってアイドルやって、やっぱりアイドルが好きだなって思うことができたので、これからも真っさらになりますけど、ファンの方がいてくれる限り歌って踊ってステージに立ち続けて、何年かたった後に「やっぱり柏木由紀ってアイドルだったね」って言ってもらえるような活動をしていきたいなと思いますので、これからもアイドル活動を見守ってほしいですし、これからのAKB48を温かく見守っていただけたらなと思います。17年間、みなさん本当に本当に温かい声援をありがとうございました!本当に楽しかったです!!


≪秋元康氏 手紙全文≫

 

柏木、結婚、おめでとう。あっ、間違った。卒業、おめでとう。色々、お祝いメッセージを頼まれるので、混乱してしまった。すまん。

思い起こせば、17年前…AKB48の3期生オーディション、おや、あの頃は、“3期生”なんて呼び方はしなかったなあ。

何しろ、AKB48を作った当初は、毎日、二公演、土日は三公演して、これは、1チームだけじゃ足りないと、チームKを作り、それでも、足りないということで、チームBのオーディションに来てくれたのが君でした。

開店早々のめっちゃ忙しいスーパーの求人広告に応募してくれて、今日まで頑張ってくれたベテランさんみたいな…

でも、君はすごい。

決して、恵まれたポジションじゃなくても、愚痴を言うこともなく、腐ることもなく、いつも笑顔で頑張ってた。

みんな、なんでだと思う?

『それがアイドルだから』

柏木はね、ポジションや歌割りやミュージックビデオのカット割に文句を言う前に、まず、この場にいさせてくれてありがとうございますって、ファンや神様に感謝していたんだよ。

後輩たちは、ずっと、そんな柏木の背中を見て来た。ファンもね。

だから、柏木のファンって、ずっと応援してくれる。

柏木由紀は連続ドラマなんだ。

単発のスペシャルドラマと違って、2007年からずっと、見続けないとわからない。

ファンのみなさん、後輩たち、これからも、見続けてください。柏木由紀の物語。

柏木、いつまでも、お幸せに!じゃなくて、いつまでも、応援しています。

秋元 康