☆櫻坂46 守屋麗奈、藤吉夏鈴ら俳優業での活躍 演技仕事がグループにもたらすものは?☆ | AKB48G&日向坂46応援ブログ

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 櫻坂46の守屋麗奈が3月22日放送のドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)第9話に出演し、その演技が話題を呼んでいる。これまで、櫻坂46のメンバーはアイドルと並行して俳優としてもキャリアを築き上げてきたが、先輩たちが切り開いた道筋を辿るように後輩もまた俳優として存在感を大きくしており、この活躍は櫻坂46の将来を見据えた際に非常に重要な意味を持っていると言えるのではないだろうか。

 櫻坂46(欅坂46時代を含める)ではこれまで、平手友梨奈が欅坂46在籍中に出演した映画『響 -HIBIKI-』の演技が注目され俳優として大きな一歩を踏み出した後に、グループ脱退後はドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)や映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』など話題作に出演し、俳優として大きな飛躍を遂げた。菅井友香もグループ在籍中から『飛龍伝2020』や『Reading♥︎Stage「百合と薔薇」』など舞台方面でのキャリアを開拓し、卒業後は『つかこうへい復活祭2023「新・幕末純情伝」』や『赤ひげ』など舞台分野における登竜門の作品に出演。小林由依もグループ在籍時に映画『さくら』や舞台『隠し砦の三悪人』に出演し、今後の俳優業への期待も高まっている。

 そんな先人たちのキャリアを追うように俳優面で存在感を高めているのが守屋だ。彼女はこれまではパフォーマンスにおけるしなやかな表現力をステージで見せてきたが、俳優としては未知数なところがあった。だが、2023年6月に配信されたドラマ『離婚しようよ』(Netflix)をきっかけに俳優としてのキャリアを歩み始める。同作は宮藤官九郎と大石静が脚本を担当し、TBSによるNetflixシリーズの第3弾として制作されたホームコメディドラマ。守屋は第2話と第6話に妊婦という役柄で出演し、セリフこそ短いながらも、エッジの効いた作品で印象的な演技を見せた。『不適切にもほどがある!』の第9話に証券会社勤務の矢野恭子役で出演した守屋は「人を好きになったことがなくて。エッチだけする相手はなぜか途切れないんですけどね……」といった刺激的なセリフを口にしたことが話題となった。妊婦役しかり、今回の矢野役しかり、一般的なアイドル像とは対照的な役柄を演じられるのは強みであるし、今後の幅も広がっていきそうだ。

 

 そしてもうひとり、藤吉夏鈴の存在も忘れてはならない。藤吉はバラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)内のドラマ企画第5弾「東京であざとく頑張って何が悪いの?~上京ガールの成長日記~」に次いで、第6弾「あざといを知り尽くした私~I like you? like you~」では主演の片寄葵役で出演。本来の藤吉のキャラクターとは異なるあざとい女子を好演したかと思えば、今年に入ってからは『アオハライド Season2』(WOWOW)、『作りたい女と食べたい女』シーズン2(NHK総合)と演じる役の幅も広げている。インタビューでは「櫻坂46にも昨年、3期生の子たちが加入して、ここからさらに飛躍していけたらと思っているので、お芝居やグループ外での活動で吸収したものを持ち帰ってみんなを引っ張っていきたいです」と今後さらに俳優業に挑戦したいという旨の発言をしており、8月9日に公開される映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』に映画初出演にして初主演が決定。今後はグループのみならず俳優としても活躍していくはずだ。

 今年3月で高校を卒業した山﨑天も早い段階から俳優としてのキャリアをスタートさせている。2021年に『こころのフフフ』(WOWOW)を皮切りに2022年にはマカロニえんぴつの結成10周年を記念したショートムービー『あこがれ』に出演。ドラマや映画への出演こそまだ少ないものの、imaseが2月5日にリリースした「恋衣」のMVでは学生役を演じており、山﨑が同作で見せた等身大で自然体な演技は役者としての可能性を見出すことができる。もとより山﨑の表現力の高さは楽曲におけるパフォーマンスで証明済みであり、これまでも世界観に合わせて柔軟な表情を見せてくれていた。高校を卒業し、これから大人の階段を登っていく山﨑だが、これからは今まで以上に俳優として幅広い役柄に挑戦していく中で、新たな一面を見せてくれるはずだ。

 かつて平手が『響 -HIBIKI-』で『第42回日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞し、役者として評価されたように、アイドル活動を超えた俳優業は個人としての価値を高めるだけではなく、結果的にグループの知名度向上に寄与していることは忘れてはならない。さらに、俳優としてのキャリアを歩んでいるメンバーが演技の現場で新たな知見を得ることにより、そこで培われた表現力がグループでのパフォーマンスに影響を与えることもあるだろう。今後のグループ総体としての発展を考えた時に、世間からの注目を集め、個人としての演技力が評価される俳優業はグループにとってもプラスになるはずだ。

 今回紹介したメンバーはほんの一例に過ぎない。たとえば、まだまだポテンシャルが未知数な三期生も、『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)の企画「目指せ!アカデミー女優!櫻坂46演技力チェック!」で演技のポテンシャルを見せていた。今後は三期生からも俳優の仕事の幅を広げていくメンバーが出てくるだろう。