それは、万年筆のオリジナルインク。
以前のブログにも書いたけれど、
セーラー万年筆が時々やってる
「インク工房」っていうイベント。
大阪では、阪急百貨店とかが年に1回(コロナ前)
やってたかな。あと万年筆専門店でも。
インクブレンダーって人がいて、
(ちなみにインクブレンダーのファンまでいてる)
自分の思っている色を言うと
インクをブレンドしてくれる。
「ちょっと濃い青で、こんな感じ(画像を見せてもいい)」
みたいに言う。
で、実際にできた色を試し書きして、
「もうちょっと濃いめ」というとさらに
ブレンドしてくれる。
色が決まったら、その色にオリジナルの名前をつける。
僕は「かずブルー」とつけた。
で、作られたインクには9桁の識別番号が振られ、
今度からその番号を指定すると
(っていうかカードを渡すと)
全く同じ色のインクを作ってくれる。
(まだ僕は2回目を作ったことはない)
(ちなみにこの「インク工房」
めっちゃ人気があって、なかなか
予約が取れない。)
インク代は2000円+消費税。
自分で作った(作ったのはブレンダーの人だが)
インク、しかも世界に一つだけだから
愛着が湧く。
それで書くと気持ちも違ってくる。
万年筆ははっきり言って今のボールペンに
筆記用具としては負けている。
それは認める。いやそうなんだ。
でも、万年筆には
(マルセリーノの)「愛」がある
↑光GENJIファンしかわからん笑
正直、今のボールペン、性能いいんよね。
書き心地もいいし。
万年筆にこだわらなくてもいいんだけど。
でも、なんか万年筆を使いたいのよね。
使うたって、一日一ページを
ノートに書くぐらいの使い方しかしないんだけど。
名前を書いたり、三島由紀夫の『金閣寺』写したり。
(ちなみに、『金閣寺』全部手書きで写すのに
8ヶ月かかった)
万年筆の自分の筆跡が可愛いのよ。
ピカソが、最初は普通に絵を描いてたけど、
「これなら写真でもいい」って言って
ああいう絵を描き出したのと一緒で(何が?)、
綺麗な文字なら印刷でいいやん、って。
歪んだ文字が愛おしいのよ。
そりゃ、小説だって、詩だって
あくまで僕は趣味だけど
スマホ一台あれば片付くわけよ。
辞書にしてもそう。
でも、一手間かけるこの
面倒臭さの楽しみ。
わかるかなー。
まあ、Macのキーボードを叩きながらも、
早く今日も万年筆を握りたくて仕方がない。
それはこれから(夜)のお楽しみ。
とういことで僕の買って良かったものは、
万年筆のオリジナルインクでした。
*最後までお読みいただきありがとうございました。
アメブロ初心者で色々と機能を試しているところです。
*追記。インク工房の料金が変わってます。2022年8月1日以降より、一本3500円+消費税(3850円)になっております。