【私の仕事】 忘備録(17)中国人と著作権 からの続きです。

https://ameblo.jp/kazuyoshi1000/entry-12584715671.html

 

 

 

目次

  1. 中国人との会議
  2. タピオカ
  3. Wechat
  4. 面倒なことは気にしない
  5. 「タピオカ無料サービス」
  6. 吸い玉施術
 
 

中国人との会議

中国人は日本人と比べて良くも悪くも「対応」が早いと思う。「反応」かな。中国企業との取引のときに、とても驚いた実際にあった。これを書く前に、数か月前に、中国系メンズエステで「タピオカ」に関して下記のようなことがあった。

 

中国系メンズエステで、夜12時から会議をしていたときのこと。会議といっても、ママさんとセラピストの女性2人、広告担当の僕の4人がソファーにゆったりすわりながら言いたいことや思いついたことを言う。「言う」というか「叫び合う」。声の大きい人が勝つ。その人の意見が通る。意見を言わない人はいない。

 

サラリーマン時代、無駄な会議をしていた会社にこの活発な会議を見せてやりたい。僕の付き合っている中国メンズエステに限っては、ママさんが最終的に意見をまとめる、判断する、みたいなことはない。店のNo.2が実質上の決定権を持っている。

 

 

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タピオカ

 

ちょうど、「タピオカ」がまた流行り出した夏頃の話。日本橋の中国メンズエステも全体的に客数が減ってきていた。それは、日本橋の日本人経営のメンズエステ(正規の風俗許可店)が数年前にくらべて価格が下がり続けているのが原因だと思う。

 

日本の男性からすると、同じ位の値段だったら、言葉のコミュニケーションが問題ない日本人の女性がいる店を選ぶのも当然だ。

 

 

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そんな中、メンズエステもしながら「タピオカ」も販売したらどうか?と意見が出た。「タピオカ」は台湾が発祥地。中国人が台湾のものを。。と思ったが、いいじゃないか、会社で言うと新規事業だ。この時期、日本橋でも「タピオカ」店が増えていた。おそらく「タピオカ」の意見を出したセラピストは、その光景を見たのだろう。

 

僕は保健所への申請、食品法、管理者など頭に浮かんだ。書類申請や店の立ち入り検査など、店内も少し改修しなければ、、、でも日数がかかる。完了したころには「タピオカ」は終わっているだろう。

 

 

 

Wechat

と思って、僕は意見を言おうとしたら、店長のママさんは、すでに誰かとWechatで話をしている。(「微信」 ウェイシン、英語: WeChat ウィーチャットとは、中華人民共和国大手IT企業テンセントが作った無料インスタントメッセンジャーアプリ。)Wechatをオススメする気はない。

中国語だがある程度、雰囲気から何を話しているのか理解できた。

 

ママさんは、「タピオカ」という言葉が出た瞬間に、店から近い台湾系中華店の店長に、こちらの店まで「タピオカ」を持ってくることはできるか、その際、こちらが指定する入れ物に入れて持って来てくれるか、毎月の売上予測本数、1本あたりの価格設定の4点に絞って早口で交渉している。すごい早い対応というか、「反応」だ。日本人はこのスピードに負けている。

 

 

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面倒なことは気にしない

もちろん、店長のママさんには、衛生法とか関係なし。最初からそんな面倒なこと考える気持ちはない。自分の店で作ろうとも考えていない。お客さんから注文を受けたら、近くの店からデリバリーさせる。臨機応変。但し、入れ物はこちらの店が指定した容器。1ヶ月だけ、90分以上のマッサージした人に「無料サービス」で提供する。

 

そして、10分後にその台湾系中華店の人が、「タピオカ」を持ってきた。ママさんは、それを飲んで、入れ物を見て、まあ、これでいいかなという表情をしたかと思うと、いくらの現金を先に支払っていた。その金額はおそらく、先ほどのWechatでの交渉の際に決定したのだと思う。

 

 

 

「タピオカ無料サービス」

次は「タピオカ無料サービス」を店の外に貼る必要がある。会議中、ママさんは直ぐタピオカの画像をLINEで僕に送ってきた。もちろん、ネットからどこかの画像をパクったもの。

 

それを歩いて10秒のセブンイレブンでA3カラーコピーして、その上から「90分以上マッサージの方、タピオカ無料サービス」と手書きして、A3の透明ファイルに入れて、店の外に貼って欲しいと言われた。

 

 

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「タピオカ」の意見が出てから、ここまで45分。1つの形ができた。すごい!このスピード。実りのある会議だ。

 

この「タピオカ」のアイデアは当たりだった。90分コースの売上は伸びた。但し約20日間くらい。

ぱっと流行ったことは消えるのも早い。

 

 

*この中国人のスピード対応と、目の前の「実」を重要視する感覚については下記の記事

に詳しく書きましたのでよろしければご参照くださ。👇

 

【私の仕事】 忘備録(7)筋で考える日本人

https://ameblo.jp/kazuyoshi1000/entry-12578693311.html

 

 

 

 

 

 

 

吸い玉施術

これとまったく同じようなことがあった。もみほぐし、オイルマッサージの2つをメインにやっていた他店の会議での出来事だ。

「吸い玉施術」を新規メニューとして追加しては、という意見がでた。

 

その店のママさんは、「吸い玉」を出来る人に電話して、週の内、何日できるか、お金の取り分はこのくらいでいいかなど、会議中に交渉した。このアイデアは大成功ではなかった。やはり、「吸い玉」で身体の痕が残るのが嫌な人も多い。

 

人によるが痕が完全に消えるまで10日から2週間くらいかかる。そのようなお客さんには、普通のマッサージやオイルマッサージを薦めた。結果として来店客数が増えたのは間違いない。

 

「臨機応変」という記事タイトルにしたが、これは本来の「臨機応変」ではない。ルールを無視した「速攻対応」だ。

 

 

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次は会社勤めをしていたとき、中国人の対応スピートに驚いた話。

 

【私の仕事】 忘備録(19)他社とは へつづく

 

https://note.com/kazu10000/n/n6962eff941ba

 

 

 

 

 

◆ ご参考

 

👇「note」記事にも書いています。

 

https://note.com/kazu10000/n/nbb97dd56c5c8

 

https://note.com/kazu10000/n/nd8b07a17b905

https://note.com/kazu10000/n/nde03c52eb95f

https://note.com/kazu10000/n/n0e34a5b047c6

 

https://note.com/kazu10000/n/na9a4f92cd537

https://note.com/kazu10000/n/n9f76fa5a537f

https://note.com/kazu10000/n/nc45024c52283

 

 

◆ 備 考

 

中国、中国人に関する記事が多いですが、極端に否定したり、肯定したり

している内容はありません。「面白い」「不思議」に感じたことを書いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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