トイプー翔くんが我が家に来ることになったのはアタシの藁をもすがる願いでした。
どんな願いか?
その頃我が家には柴犬の桃太郎と大将がいました。2匹とも既に成犬になっていて庭で我が家を守ってくれていました。
翔くんにはアタシの大切な人を守ってもらいたくて我が家に来てもらいました。
大切な人とは
次男です。
次男が生きることをやめたいと思っている事を知りました。まだ17歳。楽しい学生生活を送っている年頃に彼は・・
アタシは生活の為に仕事を辞めるわけにはいかない。例え辞めて家にいたとしてもきっと次男を助けることは出来なかったでしょう。逆に本当に今次男はいなかったもしれません。
アタシの頭の中はどうしたら次男を助けられるか?アタシが次男を失うことにならないか?
そればかり考えていました。
そして浮かんだのは・・
子犬を飼おう。
お世話をしてあげなきゃいけない存在を次男に・・
なんと言って飼おう・・既に2匹いるのに・・
衝動飼いということにしよう。
そんな経緯で我が家に来た翔くん。
次男のお世話の元、次男に懐くトイプーになりました。次男もドッグセラピーが効いたのか?元気になっていってるような気もしていました・・
次男のベッドにいる翔くんはアタシが次男に話しかけるだけでもアタシに吠え付いてきました。
次男を叩くふりをしたら噛み付いてこようとしました。
正直
可愛くない( ̄(工) ̄)
数年後、大将がいなくなり・・アタシがお世話係のミニピン雪ちゃんが増えました。次男は大学生になり部屋の中に色々と精密機器を置くようになると翔くんを部屋に入れなくなりました。
翔くん氷河期の前兆です。
今まで我が物顔で次男のベッドにいた翔くんは夜もゲージで過ごすようになりました。ゲージの外で走り回る雪ちゃんを羨ましそうに見ていました。
時々次男がゲージの外に出してあげると秒殺で雪ちゃんに首を噛まれていました( ̄▽ ̄)
雪ちゃんは寝る時アタシのベッドに入ります。翔くんはピョンピョン跳ねてアピールしますが次男は「おやすみポーくん(翔くん)」と挨拶して翔くんはゲージの中です。
それでも時間がいる時はまだ幸せだったと思います。餌もお水も毎日ちゃんともらっていました。
次男がデッカイドーへ行ってからは氷河期マックスです。娘はそこそこお世話をしません( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ともすれば餌をあげるの忘れてる日も何度も何度もあると思います、
お散歩には1回くらいは行ったか?レベル・・
雪ちゃんを2階へ連れて行くと悲痛な鳴き声で泣いてました。
アタシには見向きもしなかったのにアタシに尻尾を振るようにもなりました。
そんな恩犬 翔くん。
デッカイドーでも次男のこと宜しくお願いします。