「砂時計」は、広辞苑によると、
「小孔を通して一定量の砂を落下させることで、時間を測定する装置。」とあります。
砂時計は、通常、1分とか3分とか、時間を測ることを目的として
使用されていますね。
車の運転中にラジオから「時間を測れない砂時計」の話が流れてきました。
どんなものか興味がありましたので、後日調べてブログに書こうと思い今回書きました。
「時間を測れない砂時計」の考案者は、渡邉 康太郎さんです。
Takram コンテクストデザイナー/慶應義塾大学SFC特別招聘教授
の肩書きを持っています。
使い道がない「時間を測れない砂時計を作りたい」と言って、
バカラ(バカラパシフィック株式会社)に協賛して作ったそうです。
その「時間を測れない砂時計」は一冊だけの本を扱う書店、森岡書店に展示されました。
一冊だけの本を扱う書店というのが面白いですね!
書店として経営が成り立たないと思うのですが。。。
詳しくはこちらへ
「作った人と買う(読む)人が、売る場所でより近い距離感でいてほしい。」
(出典:森本書店に展示された砂時計 渡邉 康太郎さんのブログ2019年10月24)
(出典:砂時計 渡邉 康太郎さんのブログ2019年10月24)
砂時計のガラスの上半分に青い指輪、下半分には赤い指輪を入れています。
ちょうど指輪が隠れるぐらいの量の砂が入っています。
砂がだんだんと落ちて青い指輪が見えてくると、赤い指輪が隠れます。
指輪に砂が引っ掛かるので不規則に砂が落ちるため、
毎回時間が変わり時計としては機能しません。
バカラのマーケティング担当の女性が使い道が不明なものをなぜ作ったか
不思議そうでしたが、次のような使い道を閃いたそうです。
「私には今年小学校に上がる娘がいます。私が使うなら、この時計を娘にプレゼントしたい。
最近、彼女の個室をつくりました。
毎晩寝る前に、今日学校であったことを聞くときに砂時計をひっくり返したい。
大人になるまで時計を傾けて話をする。
成人するときにガラスを壊して指輪を取り出して、ひとつずつ、ふたりで使ってみたいです」
( 出典:渡邉 康太郎さんのブログ2019年10月24)
なんてロマンチックな使い道でしょう!
渡邉さんがいうには「時間を測れない砂時計」は「時間を忘れるための時計」だそうです。
いろんな表現ができるものですね!
使用者が自由に使い道を考える商品(作品?)といえます。
弁理士目線で考えると、
発明は一般的に課題があってそれを解決することで生まれますので、
商品は用途が決まっているものということになります。
用途が決まっていない商品を提供して、用途は使用者が考えるというのは、
私の理解を超えた斬新な考え方ですね!
砂時計は、特許や意匠などの知財(知的財産権)で保護が可能ですが、
この「時間を測れない砂時計」は知財で保護していないようです。
ちなみに砂時計の意匠登録を特許情報プラットフォームで調べてみましたら7件ありました。
意外と少ない!
次の視点で用途が決まっていない新たな商品を考えてみではどうでしょうか?
(1)砂時計に入れる物として、指輪以外の物を考える。
(2)本来持つべき機能を持っていない物を考える。
新たな商品を思いつきましたら教えてください。
商品化、権利化の相談に乗ります。
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