コンビニの店長の橋義晴さんは、
硬貨の残高が分かるコイン・カウンター
「エンゲルス」(商標登録第2388227号)
を考案しました。
新製品情報誌に紹介したところ、
「売らせて欲しい」との申込みが殺到したため、
平成1年2月1日に新会社「株式会社エンゲルス」を設立し、
平成1年4月4日に実用新案登録出願をしました。
実用指南は平成5年の法改正により今は無審査で登録されますが、
その当時は審査されて登録されます。
目盛を左半分と右半分に設けて、目盛を読み易くしたというのが
発明のポイントになっています。
出願中に模倣品が現れ、不正競争防止法で
製造・販売差止めの仮処分を裁判所に
申し立てたところ、平成3年3月に認められました。
未出願や出願中でも不正競争防止法で
ある程度守られるということですね!
店長の出願は平成4年7月29日に公告され、
平成5年5月28日に登録(実用新案登録第1966971号)
されました。
なお、平成14年7月29日に権利は消滅しています。
株式会社エンゲルスは創業してから29年以上経過し、
正社員20名、パート従業員 55名の会社に成長しています。
やはり、アイデアを権利化して起業すると、
ブルーオーシャン(競争が少ない状態)となるので、
いいですね!
※追伸
◆アイデアで起業を考えている方、
アイデアを形にしたい方、
発明力を付けたい方、