初めての方にお勧めの簡易調査方法です | 知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

知財を活用した「知財ポジショニング戦略」 徹底解説!

仕組みやモノのアイデア権利化コンサルタント・弁理士 遠藤 和光

平成29年4月25日の第20回発明教室では、

一般社団法人特許の虎公認のアドバイザーにより

特許・意匠・商標の簡易調査方法」を

実演入りで解説していただきました。

 

 

 

調査は、登録の可能性を判断するために必要なだけでなく、

自らのアイデアのヒントになる情報を得ることができますので、

商品を開発したり、ネーミングなどを検討する場合には、

調査することは必要なことだと思います。

 

 

 

 

 

皆さん熱心にメモを取ったり、質問も活発でした。

調査方法は特許情報プラットフォームを使ったものです。

特許情報プラットフォームは弁理士である私も日頃使っていますが、

今回学ぶことが多くありました。

 

 

 

 

 

◆特許の場合

①テキスト検索で検索項目「要約+請求の範囲」に文字を入力して検索します。

 例えば、「けん玉」を入力して検索すると、10件ヒットしました。

②いずれかのIPCをメモしておきます。

③検索項目「IPC」に②でメモしたIPCを入力します。

  21件ヒットしました。

 

IPCで検索することにより①で入力した「けん玉」以外の

「剣玉玩具」等を検索することができました。

 

 

 

 

◆意匠の場合

①「意匠に係る物品」に名称を入力して検索します。

  例えば、「けん玉」を入力して検索すると、20件ヒットしました。

②いずれかの意匠公報を表示させます。

③意匠分類(E2-404)をメモします。

④日本意匠分類・Dターム検索の画面を開き、

 検索式に③でメモした意匠分類を入力します。

  例えば、E2404(ハイフンは削除)を入力すると、24件ヒットしました。

 

  意匠分類で検索することにより、①で入力した「けん玉」以外の

  「剣玉」等も検索することができました。

 

⑤日本意匠分類・Dターム検索の画面で

  現行→旧分類変換をクリックし、検索する。

  旧意匠分類で89件ヒットしました。

  新旧合わせて123件ヒットしたことになります。

  

現行意匠分類は平成17年 (2005年) 以降の文献が対象ですが、

旧意匠分類は平成16年(2004年) 以前の文献が対象ですので、

旧意匠分類でも検索することにより、広く検索することができます。

(毎週月曜日更新しているそうです。)

 

 

 

 

◆商標の場合

図形を検索する場合は、

①図形等分類表を開きます。

②対応する図形等分類コード(トラの場合は3.1.4)で検索します。

  131件ヒットしました。

③類似するか否かを各図形を見て判断します。

 

文字を検索する場合は、

①称呼検索で文字(例えば、トッキョノトラ)を入力して検索ます。

 2件ヒットしました。

②類似すると判断されるものからリスト表示されますので、

 商標審査基準等を参考に登録されるか否かを判断します。

 

 

 

検索した後、登録可能性を判断する場合は、

専門的知識が必要になりますので、

弁理士に相談することをお勧めします。

 

 

何か相談したいことがありましたら

「お問い合わせ」からお願いします。

 

 

  

 

※追伸

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