昨日は地震(主に報道)に関して「批判・非難」をしている場合じゃない、という

記事を書きました。


 今日は復興に向けての記事にしたいと思います。



 これから書くことは、もしかしたら今の時期に不適切なものかもしれません。


 被災者の方が不快に思われることかもしれません。


 もし、そうであれば予めお詫びを申し上げます。



 今、日本は戦後最大の国難を迎えています。


 ですが、これが今後も「最大」なのでしょうか・・・


 まだ、東南海・南海地震が控えています。(いつかは分かりませんが確実に)


 「沈黙の艦隊」を書かれた「かわぐち かいじ」氏が「太陽の黙示録」という漫画

を書かれています。


 そこには、まさに「最悪・最大」の地震被害について書かれています。


 今までの日本はとかく「万が一」の事態を想定する場合に「最悪」の状態を甘く

見積もる傾向があることは・・・今の現状からしても否めないと思います。


 何故か・・・起こるか起こらないか分からない事態に大金を投入できない・・・か

らではないか?と勝手に考えています。


 その最悪の事態に備える、という観点が欧米に比してかなり低いのではないか

と思えます・・・(米国が、福島原子力発電所から80km圏内の自国民を退避さ

せたのもいい例でしょう)


 今こそ・・・戦後の日本の歴史を振り返り、清算し、反省し、新しい日本の形を模

索するいい機会ではないかな?と思います。


 私は思います・・・今、世界から賞賛されている「災害時の秩序正しさ、助け合い

の姿」・・・これこそ日本が「ものづくり」と同等に、いやそれ以上に世界に誇れる事

なんじゃないのかなと。


 社会のベースに、この「日本人の心」をしっかりと置いた社会を再構築すること。


 復興とは、「前と全く同じ状態」に戻すことを指すのでしょうか?


 思います・・・政治・行政の底辺は「安心して暮らせる社会づくり」だと・・・


 「便利な社会づくり」はそれがあって始めて成り立つのだと・・・


 高速道路?新幹線? 今、そのお金は全部復興に当てるときでは?


 災害大国日本・・・の割りにこの「安心して」の部分が欠落し過ぎてきたのでは?


 

 高度成長によって「物質的に恵まれる」過程で失われてきた「日本人本来」の

優しさや助け合いの心・・・


 お金儲けではなく、この「心」が生きていくベースにある社会・・・


 

 ここ近年、漠然とみんなの心の隅にあった「このままでいいの?」をまさに実現

していく時ではないでしょうか?


 うがった言い方をすれば・・・資本主義や共産主義に変わる・・・新しい思想・生き

方を作り出していくチャンス・・・


 「物質的な豊かさ」から「心の豊かさ」を実現していくチャンス・・・


 勿論、まず今は「救済・支援」を最優先させるべきときです。


 ですが、同時並行で進めていかなければならない「復興」。


 来るべき「東南海・南海地震」に向けても、まさに「助け合い」が国全体で仕組み

化され、災害時に迅速な対応ができる準備を・・・


 復興から生まれる新しい日本が・・・世界の平和・新しい秩序を生み出す礎にな

る・・・そう期待しています・・・日本人にはそのチカラが必ずあるから・・・


 今は・・・一つになってみんなで戦い抜きましょう!!