楽天は11日、育成選手の吉持亮汰内野手(28)と来季の育成再契約を行わない旨を伝えたと発表しました。

写真はスポニチより。


吉持は広陵(広島)、大商大を経て、15年ドラフト2位で楽天に入団。ルーキーイヤーの16年は一軍で21試合に出場し、打率.161、0本塁打、1打点、1盗塁の成績を残したものの、以降は故障に悩まされ、17年以降一軍出場はなし。18年オフに戦力外通告を受け、新たに育成契約していました。今季は二軍で56試合に出場して、打率.292。


吉持は球団を通して「ドラフト2位でとっていただいたのですが、戦力になれずファンの皆さま、球団関係者の皆さまに申し訳ない気持ちでいっぱいです。一軍では少ししか試合に出られず、悔しい思いをしました。ファーム生活が長かったですが、1日も諦めず、はい上がる気持ちでやってきたので、これからの人生に必ず生きてくると信じて、これからも挑戦し続けます」とコメントしていました。


吉持は侍ジャパンU23としてW杯にも出場した選手なので期待したんですが、思うような活躍とはなりませんでした。既に福山博之投手(33)、福井優也投手(34)、川島慶三内野手(38)と来季の契約を結ばないことを発表しているので、これで4人目の戦力外通告となりますね。


また光山英和一軍バッテリー兼守備戦略コーチ(56)が、本人の申し出により退団することも発表されました。Bクラスが決定した9月29日の西武戦(楽天生命)終了後に辞任する意思を固めていたそうです。石井監督からは慰留されましたが「結果に対して責任を取るのはコーチの仕事」と潔く信念を貫いたとのこと。光山コーチは西武、DeNAで指導し、19年に楽天入りして太田光ら若手捕手の指導に尽力。「守備戦略」として、チームの守備を支えました。


12日からはクライマックスシリーズのファイナルステージも始まり、ドラフトも控えているので、来季のチーム編成のために入れ替わるのは仕方ないですが、やはり寂しい季節ですね。