楽天は18日、今季のチームスローガンが「一魂 IKKON 日本一の東北へ」に決定したことを発表しました。
毛筆が印象的なスローガンビジュアルは、石井一久監督と宮城県出身の若手書道家・相馬美希さんによる合作デザインで、石井監督の力強い「一」の上に、相馬さんの「魂」を重ね合わせ、「心ひとつに」という意志を強調したとのこと。 


今年は2011年の東日本大震災から10年となる節目の年。石井監督は「あえてシンプルに伝えていった方がいいなと思った。東北がひとつになって、魂を込めてみんなで向かっていく方向に進んでいきたい」と、スローガンに込められた思いを説明。


昨年のスローガンは「NOW or NEVER いまこそ 日本一の東北へ」で、楽天は2018年から4年連続でスローガンに「日本一の東北へ」という文言を使用。このことについては「東日本大震災から10年目というのもある。僕たちは、野球しかできないけど、気持ちを共有したい。言葉というのはうわべの言葉でしかないし、何を言ってもきれい事になるけど、しっかり行動で示すことがメッセージになる」と強調。GM兼任監督として8年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指すが「(13年は)東北が一丸になって勝ち取った優勝。あの時の喜びをもう一度お見せしたい」と力強く決意していました。


ヤンキースからFAとなっている田中将大投手(32)について、石井監督は「米国の状況がどうなるか分からないところもあるので、彼の気持ちを尊重して考えたい。もし日本でということになれば、もちろん帰ってきてほしいと言わない理由はない。また仙台、東北でプレーしてもらいたい」との考えを示しました。「(田中が)日本でプレーするってことになれば、1番にウチがコンタクトを取るべき球団だと思っている。そこのコンタクトはしっかりと取ろうとは思ってるんですけど」ともコメント。


現在は米国のFA市場の動向を見極めている状況。ヤンキースはラメーヒュー、クルバーなどの大補強を敢行したこともあって、田中の残留は厳しい状況。最近ではパドレスの調査も報道されていますが、日本復帰も選択肢の1つ。「米国の移籍の動きが少ないので、状況を見ながらしっかり判断したい。日本でプレーする意思があるときは、声をかけない理由はない。楽天で功績を残して、それだけのキャリアを積み重ねてきた選手なので」と石井監督は強調。2013年は田中の24勝0敗という圧倒的な成績もあって、日本一に導いてくれました。もしも楽天でプレーしてくれたら嬉しいですよね。新型コロナウイルスの影響でMLBも今シーズンの先行きは不透明だし、今季は日本でプレーして、来季はメジャー移籍も可能みたいな内容の1年契約とかではダメですかねぇ。


もちろん本人の意思が最優先ですが、楽天の選手としてマウンドに上がるマー君の姿をまた見たいものです。