21日から22日にかけて、嫁と娘を連れて家族で初めての一泊旅行をしました。まぁまだ娘も1歳になったばかりなので近場ですけどね。今回は定義山と秋保温泉に行って来ました。
最初の目的地は定義山。私たちは子宝祈願や安産祈願もこちらでしてもらっています。昔から多くの方たちの心の拠り所となってきた庶民信仰のお寺で、正式名称は浄土宗極楽山西方寺。御本尊、阿弥陀如来様の御掛け軸(秘仏)は、中国の五台山を起源とし、その後平安時代に平重盛公の祈願によって日本にもたらされた霊験あらたかな如来様です。平家衰退の世も、重臣・平貞能公が源氏の追討から命からがら守り抜き、最後はこの地に隠れ、公の亡き後は遺言により、その墓上に祀られたことがこの寺の起源とされているそうです。
私たちは2年前、10月26日の戌の日に安産祈願をしていただいてます。母子ともに健康で出産できるようにと祈願してもらい、無事に娘を授かりました。こちらでは安産祈願の時に「安産枕」というものを借りるんですが、娘が1歳を迎えたこともあったので、お礼参りも兼ねて安産枕をお返しして来ました。借りた1個の他に、お返しとしてもう1個を作ったので合わせて2個を戻して来ました。子宝祈願はもっと前にしていて、その時は「子授け人形」を借りてました。これは前にお礼参りした時に1体足して戻してます。
実は昨年10月にも定義山にお礼参りしようと思って娘を連れて行こうとしたんですが、その時は家を出て間もない段階でかなり泣いてしまって途中で断念しました。1歳を迎えた今回はおとなしくしててくれたので、無事に安産枕をお返しすることができましたね。ようやくお礼参りが出来て一安心です。
やはり定義山と言えば、名物は三角あぶらあげ。「定義とうふ店」で買った揚げたての三角あぶらあげを食べました。こちらのお店は定義如来様へ精進料理用の豆腐製造をするために明治23年に創業。大豆と天然にがりを使用し、木綿豆腐、絹ごし豆腐、三角あぶらあげなど、それぞれの商品に合う製造工程を伝承し、昔ながらの手作り豆腐を提供しているお店です。
創業当初は丸い揚げ鍋を使用していたので、一度にたくさんの油揚げが出来るようにと言う工夫から、油揚げ用の豆腐を三角形にしたそうです。一枚一枚手揚げされた油揚げに醤油と七味をかけるだけなんですが、これが絶品なんですよね。肉厚で分厚い油揚げは揚げたてで外側はカリカリしてて香ばしく、昔ながらの素朴な味。醤油と七味が合うんですよねぇ。定義山に来た人のほとんどが味わっているんじゃないかと思います。
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