6月29日に雑誌4編集部に提出した、所謂「新型うつ」に関する報道に対する公開質問状(リリース、本文)について、「週刊現代」編集部(対象記事:2012年6月30日号「「新型うつ」これが真相です」pp.62-65)よりご回答をいただきました。「週刊現代」編集部の皆様には、このたびは迅速にご対応いただきましたことを感謝申し上げますと共に、お手を煩わせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
〈コメント〉
ご覧の通り、今回回答をいただけたのは質問A-2の「新型うつ」に関する定義に関する質問であった。それ以外の質問については取材源の秘匿ということで回答をいただけなかったが、これは仕方がない。
しかしながら、今回の回答において基礎的な認識は、そもそも「新型うつ」という正式な病名がなく、また専門家の間でも意見が分かれているというものであるにもかかわらず、なぜ一方的に「問題のある」と見なすケースばかりを採り上げ、一方的な印象操作に終始し、挙げ句の果てには生活保護問題まで持ち出してきたのか極めて理解に苦しむものである。
この記事には「問題提起レポート」とあるが、「問題提起」という大義名分に甘んじて、また「新型うつ」という言葉にはっきりした定義がないことをいいことに好き勝手書いていまいか。そのことを改めて指摘せざるを得ないだろう。