夫が他人事の様で悔しくて悲しくて | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の生殖医療の話題や情報を、文献を元に提供します。銀座のレストランやハワイ情報も書いてます。

夫が治療に対して他人事の様でそれが悔しくて悲しくて辛いです。いつまで治療をするの?と言われました。いつまでって、、、自分としては二人の子供が欲しくて頑張ってきたのに。夫に何とか現状を理解して協力してもらうためには何か良い方法はあるでしょうか?

 

この様な相談がありました。

 

まず第一にこの様な悩みは決して少なくありません。見ていると本当に辛い思いをされているとわかります。

一つのアドバイスとして医師の力をうまく頼るのが良いと思います。男性に対して医師から論理的かつ感情的に話してもらえると心が動く男性は多くいます。

男性外来を受け診察を通してご自身の責任を実感させる方法も良いと思います。

複数の医師から伝えてもらえると理解は倍増します。

しかし男性にも素直に気持ちを出せる方とそうでない方がいることも事実だと思います。

本来は協力したいが素直に言えない、そいういう面はあります。

そして男性特有のプライドというものがあるのかと思います。

実にチンケなプライドですが同じ男性として理解はできます。

そして仕事も責任があり家庭のために頑張っていることは間違いないことだと思います。それに対して女性から感謝の気持ちを伝えることは良いかと思います。

ただそもそも私はその様な男性に言いたいこととして、全てを後回しにしても今一番大切なことは何なのか、最優先事項は何なのかということをもう一度自分で冷静に考えて欲しいと思います。

生まれてくる最愛の我が子のため、

そして目の前で苦しんでいる奥様を助けることが夫として何よりもどんなことよりも大切なことだと。