非常に辛い時ではありますが、主治医と共に冷静に客観的に作戦を立てるべき | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の生殖医療の話題や情報を、文献を元に提供します。銀座のレストランやハワイ情報も書いてます。

移植をして初めて妊娠しました。ただその後の発育が悪く主治医からこの週数でこの大きさだと継続は難しいと言われました。早くオペをして次の妊娠に備えた方が良いと言われました。主治医のいう通りだとは思います。主人もそう言っています。ただ初めての妊娠であり絶対にダメかどうかはわからないわけでもう少し待ってみたいという気持ちもあります。どの様にすれば良いでしょうか?

 

この様なご質問がありましたのでお答えします。

 

ご質問の通りで妊娠継続が難しいとわかった場合どの様にしていくべきか迷う時があります。初めての妊娠であり待ちたい気持ちも同然であると思います。以前も記事にしましたが妊娠に絶対ということは無く、数々の奇跡が起きてきます。これは事実です。

ただこれらの奇跡にも限界があり、難しいことがはっきりとしている場合には、次の妊娠のためにここを乗り切るかがその時点での最優先事項になります。

次の妊娠をいかに確率を上げるか、次の妊娠を成功させるためにこの状況を切り抜けるかが現時点で取るべき最善の策になるのだと思います。

非常に辛い時ではありますが、主治医と共に冷静に客観的に作戦を立てるべきだと思います。