かなりハイレベルな話をします。
TOEICのリスニングセクションは、100問中3~5問までは間違えても495点が獲れます。それに対し、リーディングの495点ラインは0~2問までのミスです。
これを聞くと、「リスニングのほうが採点基準が甘いんだ」と思って安心してしまう人がいるかもしれませんね。
でも、それは大きな間違いです。実際、990点常連取得者でも、リスニングでたくさん間違えて990点を取り逃がす場合も珍しくないのです。
私は、その原因として2つあると思っています。
一つは、良質のL教材はRのそれと比べて圧倒的に数が少ないということです。まともなのは日本の公式問題集と韓国の既出問題集くらいでしょう。だから、「TOEICの教材しか練習しない」という偏った考えの人にとっては、鉄筋コンクリートのような強靭なリスニング力をつけるには不十分です。私はそうならないように、設問の先読みをやめ、海外のニュースも聞いて自分への負荷のレベルを上げています。
2つ目は「油断」です。採点基準の甘さからどうしても日頃の練習量が不足気味になってしまうのではないでしょうか。
Lをナメてはいけません。「3~5ミスまでなら満点が獲れる」などという気持ちで受験すると、もうその時点で勝負に負けているのです。
もちろん、私は毎回「1語たりとも聞き逃さないぞ。どこからでもかかってこいや!」という気持ちで解いています。それでも全問正解は難しいんですよね。
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