先日、自分が所有する土地の件で「土地家屋調査士」Aさんに相談に行きました。年齢は私よりも5歳くらい年上の方です。

 

Aさんは高校を卒業後、建設会社勤務を経て不動産会社で営業職に就き、働きながら国家資格である「土地家屋調査士」の資格を取得して独立開業されたそうです。

 

私の職業を話したら、ご自身は学生時代から英語が最も苦手で、私が英語ができると知って羨ましいとおっしゃっていました。

 

でも、私は常日頃から「土地家屋調査士」のようないわゆる「士業」は国家資格なので、そっちの方が価値は高いし、言い方は悪いかもしれませんが「食いっぱぐれない資格」だと思っています。確かに、TOEICや英検は「国から直接授与された資格」ではないですから。最近、「国連英検」という、実は国連とは何の関係も無い試験が突然廃止になりましたしね。

 

参考までに、年1回しかない「土地家屋調査士」の試験に合格するまで、どのくらい勉強されたかAさんに聞いてみました。帰ってきた答えは:

 

平日は仕事から帰宅後、毎日寝るまでに約2時間。時には睡眠時間を減らして。そして休日は1日平均数時間。

 

3回不合格になった時、奥さんから「このままじゃ身体を壊すから、もうやめてちょうだい!」と言われたそうです。「あと1回だけ受けさせてくれ。それでだめなら諦める」という約束をして、見事4回目の試験で合格されたこのこと。

 

私はそのお話を聞いて、本当に感銘を受けました。

 

TOEICのように年18回もある「ジャンジャン受けてください!」みたいな軽いノリの試験とはわけが違うんですね。TOEIC受験者で、そこまでの覚悟で受けている人はいったいどのくらいいるのでしょうか?

 

確かに、英語初級レベルの人がAさんのように4年間勉強してはたしてTOEIC990点や英検1級が獲れるかどうかは疑問です。しかし、一方は国が与えた「永久ライセンス」、他方は「民間団体が営利目的で運営する英語試験」です。

 

今回「資格とはなんぞや?」ということを深く考えさせられました。