MR検査でのたうち回る | 肺癌治療中(病気と寿命は別なんだよ!)

肺癌治療中(病気と寿命は別なんだよ!)

アラフィフ男子。仕事バリバリ、まだまだモテるチャンスを狙い、酒とゴルフと娘と釣り、登山に明け暮れてた。大統領のように働き、王様のように遊ぶがモットーだった男に2022.3.22突如突きつけられた肺癌ステージ4。さあ!どうする?

今日は7か月ぶりに脳MRIの撮影です。前回まではタグリッソを服用している影響もあって腎臓数値が芳しくなかったため、造影剤なしの単純撮影でしたが、今回はひっさびさに造影剤を使います。最後に造影剤を使ったのはいつだったか忘れてます。CTの造影剤と違って体が熱くなる感覚はあんまりなかったような記憶があります。

 

ということで、九〇大学病院到着。

 

同意書を書いてなかったので主治医から説明を受けてサインをし、いざ撮影室へ。いつものように閉所恐怖症の項目に〇を付けて、アイマスクを装着して横になります。

 

最初、5分くらい単純撮影をしてそのあと造影剤の注入です。

 

「造影剤入れますね~。何かあったら言ってくださ~い。」

 

「ほ~い。」

 

今日は閉所恐怖症の徴候も出ずに少し余裕すらあります。

 

ん!?くっふ!   おおお!?

 

なにこれ!!??めっちゃ血管が膨張する感覚!むせる!鼻の先に血がぎゅっと集まる感じする!全身の血管が破裂しそう!クシャミが出る!鼻痛い!熱い!やばい!息が苦しい!!

 

もう軽くパニックです。

 

「〇〇さん、大丈夫ですかぁ~。少し動きましたので頑張って動かないでくださいねぇ~。(たぶんクシャミの時)」

 

いや、そんなのんきなトーンで悠長なこと言ってる場合じゃねぇって。

 

「ちょ、やばいんスけど。体がめちゃくちゃ熱いんだけど」

 

「ん~、じゃぁ少し風を送ってみますね~。続くようなら言ってくださいね~」

 

風?なんじゃそれ?ただでさえ早く終わって欲しい検査、ここで休憩してまた仕切り直したりするのも嫌なので耐えました。しばらく息も荒かったです。

 

「はい。終わりま~す」

 

ふぅ。。

 

「いやー、これまでに経験したことないくらいきつかったですわ。体が今までの造影剤の時の比じゃないくらい熱くなったし、息苦しくて、鼻も痛くなって・・・」ひと通り症状を説明しました。放射線技師いわく。

 

「たまに、あるんですよ。カテーテルの血管の場所とか患者さんの体調とかで。」

 

ホントかよ?!必死で意識を保ったけど、気を抜いたら魂持ってかれるかと思うくらいきつかったぞ?

 

「お大事に~」

 

・・・・・。なんか腑に落ちないけど、終わったしまぁいっか。近くで蕎麦でも食べて午後から出勤だ。

 

ということで、久々の造影剤はまるでアミバ流北斗神拳の新秘孔を思い起こさせるほどエグかったというお話でした。