「にくいと時計」
私はクーキー(川上幸夫さん)ファンなのでこの曲「にくい時計」は当然、レコード発売前からジャズ喫茶で何回も聞いていました。
今回のクーキーの持ち歌は水谷さんの作詞作曲オリジナル曲なんだ~と。
アダムスの3枚目のレコード「地球はせますぎる」「にくい時計」の新曲発表会は5月20日に千代田公会堂で行われましたが、入場するにはある雑誌に応募して抽選でした。
外れたファンからの問い合わせがすごかったそうです。
私は?すみません、行ったのかも記憶にありません。
大きいイベントは他にもありましたが全て覚えてません。
ジャズ喫茶のステージもウエスタンカーニバルも全く覚えていません
この新曲発表会では最後の曲が「にくい時計」クーキーもファンも涙涙で終わったそうですが
私ったら全く覚えていません
そしてこの曲はクーキーと言えば「にくい時計」「にくい時計」と言えばクーキーと言うほどクーキーの代名詞の様な曲です。
ジャズ喫茶で歌うときはステージセンターで歌うのでボーカルの轟さんがドラムに入ります。
轟さんは色々楽器を演奏できる器用な方だったと記憶してます。
客電は消され真っ暗なステージにクーキーだけピンポイントで照明が当てられます。
実は私当時この曲あまり好きではありませんでした、ひねくれ者です。
「ベビーは」「ママの」と言う歌詞がなじめなくて、ベビーなんて呼ばれてもな~とか、当時はママと呼ぶ方は少なくて、なんとなくピンときませんでした。
グループサウンズらしいですか?
しかし今、毎晩聞いてる子守歌アダムス集をイヤフォンで聞いているとレコーディングでいかに
気持ちを込めて歌ったか。
曲の始めから目の前に居る娘(こ)に語りかけるようにものすごく優しく歌い、間奏前あたりから泣きそうなのが分かります。
間奏が終えると泣いていたのでしょう、しゃくり上げる声とその後は泣きながら歌っています。
今はそんなクーキーが愛おしく「にくい時計」は大好きです。